厚生労働省は16日、今国会への提出を目指す年金制度改革法案から、基礎年金を底上げする案を削除する方針を固めた。会社員らが入る厚生年金の積立金を底上げに活用することに対し、
夏の参院選での争点化を懸念する自民党内の反発を踏まえて見送る。17日の自民会合で示す。複数の関係者が明らかにした。ただ、自民内には法案提出自体の参院選後への
先送り論も根強く、意見の集約につながるかどうかは見通せない。
【画像】主な年金制度改革案
全ての国民が受け取る基礎年金の底上げは、給付水準を改善するため、財政が堅調な厚生年金の積立金を活用。厚労省は就職氷河期世代などが低年金に
陥らないようにする対策の一環として改革の柱に位置付けてきた。だが積立金の活用に伴い厚生年金の受給額が一時的に減るため、与野党から懸念や批判が出ている。
自民の一部で「厚生年金からの流用だ」との批判も強く、厚労省は理解を得られないと判断した。
改革案には他に、パートらの厚生年金加入を拡大する案などを盛り込んでおり、保険料を労使で折半する企業の負担増の内容を含む。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc137ea535112ccbbf6ad4eeb7929adc188f6e57
引用元: ・厚労省基礎年金底上げ見送りへ 自民反発で法案から削除の方針 [194767121]
争点化を懸念って、他党は確実に争点にしてくるだろ
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