4月13日、大阪・関西万博がスタートした。前日には、天皇皇后両陛下、秋篠宮殿下、石破茂首相らが参加して開幕式が開かれた。
華々しい幕開けとなったかと思いきや、13日朝9時の会場直後から、「はよせえよ」「なんでこんな待つんや」と会場では怒声が響いていた。
入場券はスマートフォンなどで提示するQRコードとし、人気パビリオンやレストランにまで事前予約制を導入している。「待たない万博」をセールスポイントにあげていたが、開幕早々から頓挫しているのだ。
奈良県から来ていた来場者のひとりはこう不満を語る。
「QRコードで入場券をチェックされましたが、その後に手荷物検査があり、二度も行列で立ち止まらないといけない。こんなトロいことでは、どうにもならない」
昼頃にやってきた大阪市の来場者のひとりは、あまりに多くの人が集まりすぎて携帯電話がつながらず、QRコードにアクセスできなかったと憤慨して語る。
「入場券のQRコードがあるのに、表示されない。『紙に印刷していないか?』とゲートで訊ねられてあきれた。環境に配慮して紙を減らす万博じゃないのか」
万博最大の目玉とされている世界最大級の木造建築物「リング」に上がるエスカレーターも、長蛇の行列だった。予約が必要ないパビリオンやお土産売り場さえも、100mをはるかに超すほどの大行列だ。
神戸から来たという来場者も、険しい表情で語る。
「並ばなくていいと聞いていたのに、どこいっても行列や。並び疲れて帰るのかな」
開幕の日、朝から雨模様。会場の午前9時ころには一時、雨はやんだものの11時過ぎから再び雨となり、強い風も吹き始めた。レインコートや折りたたみ傘がコンビニでは
飛ぶように売れていた。「もう在庫がないかも」と店員が断りを入れるほど。
リングから降りてきた人はあまりの寒さに自動販売機の前に群がった。だがそこには冷たい飲料ばかりが並ぶ。
「寒さで凍えそうなのに、なぜあったかいものがないんだ。非情な万博だ」と怒りの声があがっていた。
あいにくの雨に「雨よけ」にもなるとされていた、リングの下も雨が吹き込み、来場客はびしょ濡れになっていた。そのため近くにあった日よけの折り畳みパラソルに人が殺到。パビリオンやレストランの長い行列はやむことはない。
広い会場に案内版が十分とはいえず、迷うばかりの子どもたちは「まだつかないの?」「もういやや!」と泣き叫ぶ。
万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」、つまり健康だ。
吉村氏は、大阪府と大阪市などで出展している大阪ヘルスケアパビリオンでは、雨に濡れる来場者を横目にしながら「万博の初日を迎え、皆さんに来ていただき、素晴らしい幕開け」と胸を張っていた。
しかし会場で記者が目にしたのは、そのテーマとは逆行する光景ばかり。「世紀の大失敗」は目の前なのか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6cf127e42b326ee37de4d3a458a0452eff9fbab?page=1
引用元: ・【大阪・関西万博現地ルポ、はよせえよ、なんでこんな待つんや】異常な大行列・・・迷うばかりの子どもたちは泣き叫ぶ 「まだつかないの?」 「もういやや!」
そこらに迷子になって泣き叫んでる子供がいっぱいいた
迷子用にワッペンとかあった
なかなかいい表現だw
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