第三者委員会の報告内容は想像をはるかに上回る酷さで、日枝久氏(87)ら経営陣を刷新してもスポンサー離れに歯止めがかかっていない。このまま制作費が担保できないとなれば、今後、良い番組を放送できるかどうかが危ぶまれます。
しかし――何度か、フジテレビの番組を担当した経験があるベテラン放送作家は「フジの質の低下は、今回の問題の前から結構深刻だった」と私に言いました。
フジでは2022年に早期退職制度が導入され、当時はかなり話題になりました。
2018年に終了した人気バラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』の総合演出で、数々の伝説のバラエティ番組を生み出した片岡飛鳥氏や、同じく『めちゃイケ』でプロデューサーをしていた「ガリタさん」こと明松功氏といった一般人の認知度も高い敏腕制作局員がこの制度を使って退社。
「有能な人ほど辞めていく」という報道もありました。
先の放送作家も「早期退職で才能ある局員が減ったと感じた」と語っており、「バラエティ経験がほとんどないスポーツ局などの人がバラエティの制作をするようになった。人材の枯渇を感じた」とも言いました。
有能なテレビマンが去ったことで、番組の質が低下したというのです。
さる中堅放送作家は私にこんな打ち明け話をしました。
「数年前、あるフジテレビの情報バラエティ番組のプロデューサーから、『企画会議をしたいから飲みながら話したい』と言われ、時間がないからと一度は断ったものの、
『なんとかお願いします』と懇願されたため、そのフジテレビプロデューサーの開いた飲みの場に向かいました。
時間がない中、2~3つ企画を考えて出向きました。『いいねぇ!』と喜んでもらえて胸をなでおろしたところ、こう言われました。『割り勘なんで●千円で!』と……」
無理やり呼び出され、企画も考えて行ったのに割り勘――それだけでも「もうこの人とは仕事したくないな」と中堅放送作家は思ったそうですが、もっと衝撃的なことが起きたといいます。
「後日、『飲み会の時に話していた案を企画書にしてほしい』と言われたので、時間をかけて見栄えのよい企画書を作りました。『良い企画をありがとう!』と喜んでくれたのですが、何週間が過ぎても音沙汰がない。
あの企画はどうなっているのだろうと問い合わせると、なんとそのプロデューサーは『ごめん! あの企画、提出しませんでした』と言うのです。
あまりの衝撃に理由を聞いたら、『冷静に考えたら、企画書に書いてある芸能人のキャスティングが難しいし、予算も足りなさそうなので厳しいかなって思って、やめときました』と……」(中堅放送作家)
しかも、ギャラはゼロ。タダで企画を考え、企画書を作らせ、提出しないという暴挙をとっても知らん顔をできる人間がフジテレビの中枢にいるということです。
「こんなプロデューサーが今もフジテレビの情報バラエティ番組のプロデューサーとして、責任者ヅラしているんですよ。スポンサーが戻る戻らないの前に、社内の意識を変えるほうが先のような気がします」(同前)
もちろん、必死にいいものを作ろうと奔走しているフジテレビ局員がいるのも事実ですが――このプロデューサーや“中居ショック”の原因を作った編成幹部ら、問題局員が中枢にいるのも事実。
1つでも多くの良質な番組が制作されることを願ってやみません。
https://friday.kodansha.co.jp/article/416324#goog_rewarded
引用元: ・【有能な人ほど辞めていく】人をバカにしている! 人材の枯渇を感じた・・・テレビマンが嘆くフジテレビ局員 「悲しき質の低下」
転職するほどに給料も上がる、有能だから
無能な人は転職不可能、今の会社にしがみつくしかない
転職すればするほど給料も下がる、元々無能だから
自業自得の斜陽産業。さっさと消えてしまえ
諸悪の根源みたいなものだよ。
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