「TypeScript」がネイティブ移植で10倍の速さに
コンパイラー&ツールをJavaScriptからGoへ、「TypeScript 7」に期待
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1669510.html
引用元: ・マイクロソフト、プログラミング言語「TypeScript」の処理を10倍高速にすることに成功 [478973293]
米Microsoftは3月11日(現地時間)、「TypeScript」の改善で大きな飛躍があったと発表した。「TypeScript」コンパイラーとツールを「Go」言語でネイティブ移植することにより、ビルド時間が10倍に高速化、これまでの10分の1の時間で終わるようになったという。メモリ使用量も大幅に削減される。
「TypeScript」は、Microsoftが主に開発・メンテナンスしているオープンソースのプログラミング言語。「JavaScript」に静的型付け機能などを追加したスーパーセットで、「JavaScript」が苦手としてきた大規模開発などの用途に適している。また、コードを「JavaScript」へトランスパイル(変換)して実行する仕組みになっているのも特徴。Webブラウザーや「Node.js」など、「JavaScript」をサポートする環境で広く利用できるのも魅力だ。
しかし、コードベースがあまりに巨大になってしまうと、トランスパイル実行のデメリットが目立つようになる。読み込みやチェック処理に時間がかかり、エディターの起動は遅く、変数名の変更や特定の関数への参照をリストアップしたり、コードベースをナビゲーションするといった操作に手軽に行えなくなってしまっていた。近年はAIによるコーディング支援なども普及しつつあるが、このままではそのポテンシャルを十分に生かせないだろう。
そこで開発チームは現在、「TypeScript」コンパイラー(tsc)と関連ツールを「Go」言語でネイティブ移植することに取り組んでいるという。このプロジェクトは「Corsa」というコードネームで呼ばれており、その成果は目をみはるほどだ。たとえば「Visual Studio Code」のコードベースを読み込む処理では、従来の「TypeScript」が約9.6秒を要するのに対し、新しいネイティブ言語サービスでは約1.2秒に短縮される。全体的なメモリ使用量も現在の実装の約半分になるが、まだ最適化は行われていないため、さらなる改善が期待できる。
(以下略)
TypeScriptで作ったアプリが高速化するわけではないから
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