
ロシアのウクライナ侵攻開始(2022年2月24日)から3年を迎えるのを前に、大分県別府市で暮らす避難民の現状や見通しを伝える講演会が、市内であった。地元支援団体NPO法人ビューティフル・ワールド(BW)の小野一馬さん(38)が講師を務め、民間団体の手厚い生活資金援助が今春から終了していくと説明。「避難民にとって大きな節目になる。支援者にとっても厳しい状況になる」と話した。
別府市によると、市内は15世帯28人の避難民がおり、多くが無償提供の市営住宅に入居している。BWによると、大半が日本財団(東京都)から最長3年の期間限定で生活費の支援を受けながら、収入源の確立を目指している。
小野さんは生活費援助の打ち切り後について「自立できなければ、帰国するか第三国に行くしかない。支援者としても手探りだ」と危機感を示した。別府市の避難民は戦地近辺の東部・南部で暮らしていた人たち。仮に戦闘が終結したとしても街が破壊されており「おいそれと帰れない」とも指摘した。
避難民への質疑で、来場者が「平和になったらウクライナに戻りたいか」と質問。22年5月にヘルソンから逃れてきたオレクサンドル・ロボフさん(44)は「今はどちらとも言えない」と答えた。参加した避難民はほかにオレクサンドル・トカチェンコさん(40)、オレーナ・コロレンコさん(37)。
講演会に参加した市内鶴見の伊豆恵美子さん(76)は「これまで避難民の詳しい事情は分からなかった。できることはなかなか見つからないけれど、彼らのことを知る良い機会になった」と話した。(以下ソース)
2/1(土) 9:50配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/857af050c5fe6ab354b73efa553acd7c8c203b29
引用元: ・【大分】別府市でウクライナ避難民の現状や見通し伝える講演会、生活費援助は今春から終了「自立できなければ帰国も…大きな節目に」 [樽悶★]
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