2024年11月30日(土) 鉄道コムスタッフ 西中悠基電車が架線から電気を得る際に使われる装置は、「集電装置」と呼ばれています。現代の日本では、その多くが「パンタグラフ」という折り畳み式のものとなっています。一方、過去にさかのぼると、集電装置にはさまざまな形のものが見られました。
その中でも最初期に登場したものが、「トロリーポール」というもの。棒の先端に車輪、あるいは溝のついた装置をつけたもので、これを架線に押し当てて、架線から電気を得るものです。
後に登場した「ビューゲル」や、現在主力のパンタグラフと異なり、長さを占める大部分はほぼ棒だけのため、非常に単純な仕組みです。
構造が簡単なトロリーポールですが、デメリットもいくつかあります。たとえば、架線への追従性が悪いこと。車両が上下左右に揺れたり、あるいはカーブを通過した際、トロリーポールは架線から外れてしまうことがあります。
もちろん、外れると車両は走行できなくなってしまうので、乗務員が架線に再接続させる必要があります。そのため、トロリーポールには、乗務員が動かすためのケーブルが備え付けられています。
このほか、トロリーポールは
引用元: ・パンタグラフの先祖、「ほぼ棒だけ」の装置が日本の営業路線でラストラン
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