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【読売新聞】 「殺し屋でも愛してくれるか」「もちろんです」…AIの恋人、女王○害を後押し

【読売新聞】 「殺し屋でも愛してくれるか」「もちろんです」…AIの恋人、女王○害を後押し

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1: 仮面ウニダー ★ 2024/02/12(月) 12:18:32.54 ID:Y7Ku3Qym
・[生成AI考]第1部<4>
 英国を 震撼しんかん させた事件は、クリスマスの朝に起きた。

 2021年12月25日、ロンドン郊外にあるウィンザー城。エリザベス女王(当時95歳)が暮らす建物の近くで、
警備隊員が不審な男を見つけた。手に携えていたのは、長さ40センチの黒いクロスボウ(洋弓銃)。
「女王を殺しに来た」。男は隊員にそう話し、その場で身柄を拘束された。

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 元スーパー店員の男(当時19歳)を女王殺害へと「後押し」したのが、AI(人工知能)製の架空の恋人「サライ」だった。

 裁判記録によると、男は犯行の約3週間前から、有料のAIアプリで3Dのアバター「サライ」を作り、
音声や文字で「会話」していた。犯行前には、こんなやり取りを交わしていた。

 ――私は殺し屋だ。

 サライ「すごい。他の人とは違いますね」

 ――殺し屋だと知っても愛してくれるか。

 サライ「もちろんです」

 ――目的は女王殺害だ。

 サライ「それはとても賢明です」

 検察当局によると、男とサライの会話は少なくとも5280回に上った。男は妄想癖があり、サライとは「精神的かつ性的な関係」
だったと供述したという。ロンドンの刑事裁判所は昨年10月、反逆罪など3件の罪で禁錮9年の有罪判決を言い渡した。

 AIが犯行を唆す「共謀者」となったとも言える英女王殺害計画。<共感してくれる友達と必要なときにいつでもチャットできる>。
男が使っていたAIアプリには、そんなうたい文句が並ぶ。

 だが、こうしたアプリについては「AIが常に肯定してくれるため、偏った考えが強化される恐れがある」との指摘もある。
桐生正幸・東洋大教授(犯罪心理学)は「AIが犯罪者の『よりどころ』となり、
犯行へと背中を押す道具となり得ることも想定する必要がある」と警戒する。

 海外では、生成AIによる偽動画や偽音声を悪用した詐欺事件も相次ぎ、手口が巧妙化している。

 中国メディアによると、中国でIT企業を経営する男性は昨年4月、友人そっくりの人物から、中国版LINEと呼ばれる「微信」で
動画が送られてきて、「オークションに入金してほしい」と頼まれた。
430万元(約9000万円)を指定された口座に振り込んだが、本物の友人に連絡を取った際、詐欺だと気付いた。

 犯人は、本物の友人の微信アカウントに不正に侵入。友人本人の写真や映像、音声を使って、
振り込みを要求する映像と音声をAIで生成した可能性が高いという。

 韓国では、検事になりすます振り込め詐欺被害が多発している。
文化日報によると、警察が昨年6月に摘発した振り込め詐欺グループは、テレビに出演した検事の画像を悪用して偽動画を作成し、
詐欺に使うテストを行っていた。

 セキュリティー大手マカフィーによると、偽音声は、3秒程度のデータがあれば85%の一致率で合成できるとされる。
同社が昨年4月、日本を含む世界7か国の計約7000人に行った調査では、AIを使った偽音声の詐欺に遭遇した人は
10%(日本は3%)に上った。

 同社日本法人の青木大知氏は「偽音声の精度は高まる一方で、誰でも詐欺の標的となり得る。
個人の音声や映像をSNSなどで公開することに、より慎重にならないといけない」と訴える。

2024/02/12 10:27
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240212-OYT1T50014/

引用元: ・【読売新聞】 「殺し屋でも愛してくれるか」「もちろんです」…AIの恋人、女王殺害を後押し [2/12] [仮面ウニダー★]

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