【経済】退職社員の再雇用「アルムナイ採用」広がる…大手企業中心に数百社、地方でも導入進む

　四国電力は、中途退職した元社員を再雇用する制度を導入する。退職後に得た知識や経験を生かし、即戦力として活躍してもらうのが狙いだ。こうした再雇用は「アルムナイ採用」と呼ばれ、近年取り入れる動きが広がっており、企業と働き手の関係は多様化している。（岩崎千晶）　アルムナイは「卒業生」「同窓生」を意味する英語。四電の新たに設ける「カムバック採用」では、転職や家庭の事情を理由に、四電や子会社の四国電力送配電を退職した６０歳未満の元社員を再雇用の対象とする。勤続年数などの条件を設けず、２０２３年度中に募集を開始する予定だ。

四電は再雇用について「他業界で培った経験や社外での知見を還元してほしい」と期待。また、四電は新卒やキャリア採用も強化していく方針で「多様な人材確保に努めていく」としている。

企業向けに採用のノウハウなどを提供する事業者などでつくる「アルムナイ研究所」（東京）によると、

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