その際、県内の感染症対策の司令塔となる県感染症管理センターのリーダーで、医師でもある後藤幹生センター長は「コロナの、いわゆる第10波が始まってきているという状況になっています」と発言していた。
さて呼称はともあれ、新たな波は気になることがある。オミクロン株の新たな変異株JN.1の流行だ。
12月25日から1月28日までに判明した県内の75検体のうち、JN.1を含むBA.2.86系統は43検体57%、JN.1だけだと29検体39%だった。
後藤センター長は、最近の流行拡大の理由のひとつにJN.1への置き換わりをあげ、「感染力が強い。一度かかった人でも(これまでの変異株に比べ)かかりやすい」と注意を呼び掛ける。
県感染症管理センター・後藤幹生センター長:
国立感染研究所のリポートをみると、これまでに身についた免疫抗体、感染したりワクチン接種を複数回うったりして得た抗体に対して、抗体がくっつくのを逃げる(中和抗体からの逃避)能力が、これまでのXBBとか過去の系統と比べてもすごく強いと言われている。ですので、1回かかった人やワクチンをうった方もかかるリスクが多少あがっていると思います。ただ重症化するというデータはあまりないようです。
臨床現場の医師の報告によると、重症化するのは株にかかわらず、これまで1回もかかったことがない方で、なおかつワクチン接種が2回以下などの方が、症状がきつく出やすいと言われています。そういった方が症状を軽くしたいと思ったら、無料の期間中にワクチン接種をお願いしたい
県内ではこれまで一度 感染拡大警報が発令されると注意報に引き下げられるまで6~8週間かかっていて、後藤センター長は「警報は3月半ばまで続く」と予想する。
引用元: ・【静岡県感染症管理センター長】新型コロナ、臨床現場の医師の報告によると、重症化するのはこれまで1回もかかったことがない方で、なおかつワクチン接種が2回以下の方「ワクチン接種を」
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