「ストレス」という言葉には原因となる刺激の「ストレッサー」と、受けたときに生じる「ストレス反応」の二つの意味がある。世界的には戦争や病気などを背景に、この考え方が広がり、1936年、カナダ人生理学者のハンス・セリエ氏が学説として発表した。
日本で広く知られるようになったのは95年、阪神大震災でのPTSD(心的外傷後ストレス障害)や、2015年に大手企業の社員が、長時間労働の後に命を絶った問題などとされる。ただ、1990年前後のバブル絶頂期、「24時間戦えますか」のキャッチフレーズの裏でも多くの人が過労ストレスによる不調の末、倒れていたとみられる。
ストレス反応は、敵と遭遇したときの「闘争―逃走反応」として、人間に備わる本能だ。命の危機に対し、心拍数や血糖値を上げ、筋肉を緊張状態にし、その一瞬を乗り切る。現代社会のように、長く続くことは想定されていない仕組みだ。
危険やストレスがあると、恐怖や不安などの感情を作り出す脳内の「扁桃体(へんとうたい)」が反応し、「視床下部」を介して、コルチゾールやアドレナリンなどの物質が体中に伝わる。自律神経系のうち交感神経が働くと、体は緊張状態になる。人間には、体の状態を一定に保つ「恒常性」があり、副交感神経が体を休める働きを担う。このバランスが崩れると、心身に影響が出る。
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