プロボクシング元世界4階級制覇王者で現WBA世界バンタム級9位の井岡一翔(36=志成)が、日本人初の5階級制覇に王手をかけた。
同級転向初戦で同級11位マイケル・オルドスゴイッティ(24=ベネズエラ)に4回2分42秒KO勝利。WBA同級王者の堤聖也(30=角海老宝石)への
挑戦権を手にした。
「まだ通過点にすぎない。バンタム級でチャンピオンに返り咲く姿をお見せしたい」
井岡が36歳の進化を証明した。スーパーフライ級から約1・4キロ、最初に世界王座を獲得したミニマム級から約6キロも重いバンタム級で、
15勝中14KO(1敗)の強打の世界ランカーとひるまず打ち合った。「初のバンタム級で新たなトレーニング、調整法を試みる中で、すごい“伸びしろ”を
感じることができた」。試合前の言葉をリングの上で見事に実践してみせた。
「今まで培ったテクニックや感性だけでは対応し切れない」と、転向後は練習の3割ほどだった筋トレをを5割に増やした。「単純に筋肉をつけても
ボクシングに使えなかったら意味がない。頭と体を連動させてつけた筋肉を出力としてパワーにどう生かすかに目線をおいた。そうすることで新たな
気づきがった」。前日会見で明かしていた。
5月に当時のWBA世界スーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)との再戦に判定で敗れた後、階級を上げた。理由の一つが
日本人王者との対決。「日本人が多く活躍しているバンタム級に自分が上げることでより盛り上がる。そこで返り咲いて、5階級制覇したいと思った」。
そのためにも7カ月ぶりの再起戦でもある転向初戦は「いい勝ち方、パフォーマンスでバンタム級で戦えるということを見せたい」と気合が入っていた。
この勝利で、今月17日に5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)との団体内統一戦に勝ったWBA同級王者の堤への挑戦が大きく前進する一方、
WBCでも5位にランクされているため、11月にWBC同級王座決定戦で“無敗の神童”那須川天心(26=帝拳)に初黒星をつけてWBC王者になった
井上拓真(29=大橋)への挑戦の可能性もある。群雄割拠の世界バンタム級戦線にレジェンドが満を持して参戦する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3eeb7af4d5c032db06e1cdf6d42269d32c420065
引用元: ・【ボクシング】井岡一翔、バンタム級転向初戦でマイケル・オルドスゴイッティに4回KO勝ち WBA同級王者・堤聖也への挑戦権を獲得 [THE FURYφ★]
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