12/27(土) 14:00
「大好きなアーティストを応援したい」。そう思ったとき、かつてであれば迷わずCDショップへ走り、新譜を予約し、発売日にはCDを手に入れるのが正解でした。
しかし、サブスクリプション(定額制音楽配信)が全盛となった今、音楽を楽しみ、そして収益をアーティストに還元する手段は急激に複雑化しています。
たとえば好きなアーティストのMVを毎日欠かさずYouTubeで視聴する行為は、そのアーティストのビルボードチャートでの上位進出などに大きく貢献する行為だと言えるのでしょうか。その貢献度が小さいならば、やはり好きなアーティストを応援するには引き続きCDを買うべきなのでしょうか。
これまで、YouTubeでの再生回数に代表される「広告付きストリーミング配信」はチャートにおいて一定の影響力を持っていました。たとえば米ビルボードやビルボードジャパンはCDの売り上げ枚数やダウンロード数、ストリーミング再生回数を集計し、非公開のアルゴリズムに基づいて集計し、チャートを公開しています。
このアルゴリズムに近年、大きな変化が現れているのです。米ビルボードは、チャートの設計において「所有(CD購入やダウンロード)」と「接触(ストリーミング)」のバランスを模索し続けてきましたが、最近になり、「広告付きストリーミング配信(無料聴取)」のポイント比重を引き下げる措置を取っています。
2025年12月17日(現地時間)YouTubeは、米ビルボードの音楽チャートに対する再生データの提供を終了することを発表。これについてはビルボード側も算出基準の正当性を強調するなど反論していますが、YouTube側が独自の「YouTube Charts」を提供していることもあり、影響は米国内にとどまらずビルボードジャパンにも及ぶ可能性があります。
つまり今後はYouTubeの公式MVの再生回数をいくら回しても、ビルボードチャート算出にまったく影響がなくなってしまう可能性があります。「お金を払って聴く1回と、無料で流れてくる1回の価値を同等に扱うべきではない」という考え方が、少なくともビルボードでは強まっていると考えられます。
(中略)
たとえばミュージシャンの中島卓偉さんは2025年10月22日に発売した自身のリテイクアルバムについて、発売に先立つ9月10日、Xで、「THIS IS LAST CD」と説明。その真意について、「これだけCDで採算が取れない時代、今後は配信とレコードを予定しています」と説明。さらに「レコードが伸びなければもうリリースすら出来ないかもしれません」と音楽シーンへの危機感も滲ませていました。
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引用元: ・アーティストを応援するには「CD」を買うべきか?「広告付きストリーミング配信」の問題点 [muffin★]
えー?と思ってMVを見直したけどやっぱり別に好きじゃない
CDすら買わない人がグッズ買うのか?
世間に知ってもらってライブに行かせてライブ限定グッズで稼がないと
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