中国の大型同人誌イベントで日本アニメ・漫画系が参加不能に 深圳の新年イベントはそのものが延期、外交関係影響
中国浙江省杭州市で27日より開催予定の中国最大級の同人誌・コミックイベント「COMICUP」が、日本アニメや漫画に関連するコンテンツの展示・出展を事実上禁止する方向で方針を転換した。
主催者は12月19日付で出展者や参加者に対し、今回のイベントのテーマを「新しい中国スタイル(新国风专场)」に変更し、テーマに沿わない展示は行えない旨を通知した。
微博(中国のSNS)によると、今回の決定は「現在の社会情勢や文化的責任といった要素を総合的に考慮し、綿密な検討を重ねた結果」と言及されている。
具体的には国内企業が展開する人気ゲーム「アークナイツ」、「原神」等のmiHoYoシリーズ、「Identity V」などは出展可能。
一方で日本や欧米など海外コンテンツの取り扱いは制限されているといい、海外作品を中心に数多くの参加がキャンセルされる事態となっている。
中国国内では11月後半より、日本人アーティストの音楽ライブイベントの中止が相次いで発表された。
これに加わる形で、上記以外の日本コンテンツを扱う別イベントにも演技や中止といった影響が及んでいる。
1月2日から中国・深センにて開催が予定されていた「深圳新年アニメ・ゲームカーニバル(深圳元旦动漫游戏嘉年华)」について、「予期せぬ事態」により急遽延期になることが23日、発表された。
こちらは上記イベントとは異なり、開催自体が延期になっており、より大きな影響が出ている。
これらイベントの主催者側はいずれも「総合的に考慮」したと説明し、詳しい言及を避けているが、この動きについては、日本と中国の政治・外交関係が背景にあるとの見方が指摘されている。
引用元: ・日本アニメ・漫画系が中国の大型同人誌イベントで参加不能に 深圳の新年イベントはそのものが延期、外交関係影響 [冬月記者★]
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