https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/03400/120400006/
引用元: ・日産 需要ないEV転換で大コケ 大がかりなリストラを完遂できるか!? [789920621]
市場見ぬEVシフトでつまずいた日産、人も工場も大リストラの初年度
近岡裕 日経クロステック編集委員 2025.12.24 自動車
2025年の日産自動車はゴーン氏の「リバイバル・プラン」以来の大リストラの1年目
ホンダとの経営統合のチャンスを逃し、2万人の人員削減と7工場の閉鎖を余儀なくされた
業績回復のスピードに期待外れ。株式市場の信頼を取り戻すには複数のヒット車種が必要
「売れ筋のクルマがない」「またリストラか」「日産は大丈夫なのか?」……。この1年、自動車分野において日産自動車ほど世間の耳目を集めた企業はないといっても過言ではないだろう。もっとも、明るい材料には乏しく、話題の中心はもっぱらリストラだ。人員削減、工場閉鎖、そして本社のセール・アンド・リースバック(売却後の賃貸契約、以下リースバック)と、同社は厳しい施策の断行を余儀なくされている。
経営統合破談からリストラへ
それでも2025年の年明けは、日産自動車に大きな期待を寄せて迎えた人が多かった。前年末にホンダとの間で経営統合の話が持ち上がったからだ。実現していれば、傘下の三菱自動車を含めた3社合計で年間販売台数が800万台規模となり、トヨタ自動車、ドイツVolkswagen(フォルクスワーゲン)グループに次ぐ世界第3位の自動車メーカーグループに躍り出るはずだった。2017年度の577万台をピークに年間販売台数が落ち込む一方の日産自動車にとって、まさに反転攻勢の絶好の機会だったといえる。
ところが、そのチャンスを同社は棒に振った。ホンダから突き付けられた「完全子会社になる」という条件を、どうしてものめなかったのだ。両社が基本合意書を交わしてから2カ月もたたないうちに、経営統合は破談となった。
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