12/18(木) 19:21
作家の石戸諭氏が18日、ABCテレビ「newsおかえり」(月~金曜午後3時40分)に生出演。2022年7月に奈良市で参院選の応援演説中に晋三元首相が銃撃され死亡した事件で、殺人などの罪に問われた山上徹也被告(45)について言及した。
この日、山上被告の裁判員裁判の論告求刑公判が奈良地裁(田中伸一裁判長)で開かれ、検察側は無期懲役を求刑した。
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏は「法律家の世界では妥当な求刑だと思います」。被告への情状についても「刑を低くするようなものにはならない。かわいそうな事情があったとしても、それはそれ、やったことを厳しく罪を負ってもらわなきゃいけないのが原則」と解説した。
石戸氏も「あくまで一般論ですが、だいたい無期懲役を求刑するときは、判決の部分で軽くなってもいいという部分を織り込んでいることもある。今回はさすがに死刑は難しいという中で、無期懲役を求刑したということは読み解けた」と求刑について感想を述べた上で、「ここからは僕の意見なんですけど、山上被告は昭恵さんが(法廷に)来たときに謝罪はしていない。確かに、昭恵さんには申し訳なかったと言っている一方で、事件を起こしたことに意味があったとかなり強調している。自分の犯行は旧統一教会に恨みがあったとも強調している。さん(銃撃)はあくまで本筋ではないと強調している。旧統一教会に打撃を与えるためにさんという政治家を利用したことに関しては、被告人の言葉を追っていけば明らか。ここに関して情状の余地ってあるのかな」と情状の余地を疑問視した。
続けて、「いくら不遇な生い立ち、旧統一教会にうらみがあるのは分かるけど、その恨みを晴らすために、例えば、お母さんが入信したときにさんが何だったのかと言えば、別にさんに『入れ』って言われたわけではないのは山上被告自身も認めている。だから、僕はこの無期懲役という求刑そのものは妥当なところに落ち着いたと思う」と語っていた。
判決は来年1月21日に言い渡される。
引用元: ・作家の石戸諭氏、山上徹也被告への無期懲役求刑に「情状の余地ってあるのかな」疑問視 [muffin★]
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