同遺跡で見つかった土器の中では最古とみられる。
県は文化庁事業の一部を受託する形で、10月に同遺跡がある湖底を調査。4台のカメラを取り付けた無人潜水機で水深64メートル付近の写真や動画を撮影した。湖底の地形や遺物の散布状況などが確認できる3D画像を作成し、分析したところ、高さ約25センチの砲弾の形をした縄文土器1点を確認した。表面に連続した文様を付けた「押型文土器」の可能性があり、形状などから煮炊き用として使われていたとみられる。
近接した場所からは古墳時代中期(5世紀)の土師(はじ)器のかめ6点と、年代不明の土器1点が見つかった。県によると、このうち三つのかめは一列に並ぶように沈んでいることから、船の積み荷がまとめて落下した可能性があるという。
県は今回見つかった土器を引き揚げず、そのままの状態で保存する方針。
県文化財保護課の福西貴彦係長は「1万年以上前の土器がほぼ当時と同じ形で見つかるのは極めて珍しい。外気と遮断された水中だからこそ残ったのではないか」と話した。
琵琶湖には78カ所の水中遺跡が点在し、葛籠尾崎遺跡は1924年、漁師の網に土器が掛かったことを機に発見された。同遺跡では、縄文時代早期から平安時代後期までの土器など約200点が見つかっている。
時事
https://news.yahoo.co.jp/articles/2068b3ef40b871e5b271a0952226be9e8476fd7a

引用元: ・琵琶湖底で縄文土器発見 ほぼ完全形、水深64メートル 無人潜水機が確認・滋賀 [どどん★]
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