台湾の内政部(内務省に相当)は4日、中国製のSNSアプリ「小紅書(レッド)」を台湾域内で接続停止にすると発表した。
同アプリを利用した詐欺事件の多発や個人情報流出の懸念を巡り、運営会社に協力と改善を求めたが、一切対応しなかったとしている。
小紅書は台湾で300万人超が利用。接続停止は暫定的に1年間実施し、運営会社の対応次第で措置の解除も検討する。
内政部によると昨年以降、小紅書のアカウントを利用した偽の不動産売買や投資案件などの詐欺事件が計1700件以上発生し、被害総額は約2億4770万台湾元(約12億2600万円)に上るという。
台湾のデジタル発展部(デジタル省)は3日、小紅書や動画投稿アプリTikTok(ティックトック)の中国版である抖音(ドゥイン)など、中国製の5つのアプリについて、携帯の位置情報や通信履歴、クレジットカード番号などの個人情報が漏洩(ろうえい)するリスクがあるとして警戒を呼び掛けていた。
台湾当局の調査によると、小紅書は個人情報漏洩のリスクに関する15件の指標すべてで基準に達していなかったという。
中国は自国製SNSを利用して台湾に偽情報などの認知戦をしかけており、小紅書の接続停止には「政治的な目的がある」(最大野党、中国国民党の立法委員)との見方もある。
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引用元: ・【国際】台湾、中国版インスタ「小紅書」を接続停止「詐欺多発、個人情報流出リスクも」
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