https://news.yahoo.co.jp/articles/63a46f52dec477f09b3dff2b22d15c9fca361df1
オーバーステイのベトナム人の男2人を解体工事現場で働くよう建設会社にあっせんしたとしてベトナム国籍の男(30)が逮捕されたことがわかりました。男は同様の犯行を繰り返し「不法就労ビジネス」を確立していたとみられています。
入管難民法違反の疑いで埼玉県警に再逮捕されたのはベトナム国籍の無職・グエン・フィ・チャ容疑者(30)です。
捜査関係者によりますとグエン容疑者は今年7月から9月にかけてオーバーステイのベトナム国籍の男2人を神奈川県横浜市や都内の解体工事現場で作業員として働くよう横浜市の建設会社にあっせんした疑いがもたれています。
グエン容疑者はあっせん先の横浜市の建設会社からSNSなどを通じて作業員の派遣依頼を受けその依頼に基づいてベトナム国籍の男2人に仕事の場所や集合日時などを指示していたとみられています。
オーバーステイのベトナム国籍の男らは警察の調べに対し「グエン容疑者から仕事をもらっていた」と話しているということです。
■金銭トラブルが発端…県警は今年10月に関係先に家宅捜索
捜査関係者によりますとこの事件をめぐっては今年4月、グエン容疑者が関係するベトナム人同士の金銭トラブルがあったことを受け警察が捜査を進めたところグエン容疑者がオーバーステイの外国人らに住居や仕事先を紹介している疑いが浮上していました。
警察は今年10月、東京・板橋区の関係先に家宅捜索に入り、不法残留の疑いでベトナム人の男3人を現行犯逮捕したということです。
その後の捜査の結果警察はこのベトナム人の男3人にその関係先の住居を紹介し提供したとしてグエン容疑者を今月、不法残留ほう助の疑いで逮捕していました。
■「不法就労ビジネス」を確立か…あっせん先の会社も慎重に捜査
捜査関係者によりますとグエン容疑者はSNSなどの外国人コミュニティで住居や仕事先の紹介役として知られているということです。
グエン容疑者は去年11月ごろから少なくとも数十人のベトナム国籍の男性に仕事先を違法にあっせんしていたとみられています。
警察はグエン容疑者がこうしたあっせん行為を繰り返し紹介料として報酬を得ることで「不法就労ビジネス」を確立していたとみてグエン容疑者のスマートフォンの解析など捜査を進めています。
また、警察はあっせん先の横浜市の建設会社についても不法就労助長の疑いで慎重に捜査を進める方針です。
引用元: ・【埼玉県警】グエン容疑者を再逮捕 オーバーステイのベトナム人を解体工場に斡旋 「不法就労ビジネス」を確立か [シャチ★]