ガソリン減税、守勢にまわった自民党と財務省　「弱い政権だよな」

　「ガソリン減税と同時に自動車の増税が始まるのはおかしい」

　10月31日、衆院第2議員会館の会議室。ガソリンと軽油の旧暫定税率の廃止に向けた自民、日本維新の会、公明、立憲民主、国民民主、共産の与野党6党の実務者協議は、大詰めを迎えていた。自民と日本維新の会、公明の3党が示した合意文書案に対し、国民民主の政務調査会長の浜口誠と、立憲民主の税制調査会長の重徳和彦が批判を浴びせた。

　3党の案には、安定した財源確保のために自動車関係諸税を見直すことが明記され、今後、税率廃止による代替財源の確保のために「具体的な税制措置を検討する」とあった。「責任与党」を自任し、代替財源の確保にこだわり続けた自民が守るべき防衛ラインを示したともいえた。

　ところが、浜口や重徳ら主要野党の反発を前に、その線はあっけなく後退していく。

誤算だった公明の変化
　最終的な合意文書からは、自…(以下有料版で，残り2656文字)

朝日新聞　2025年11月17日 16時00分
https://www.asahi.com/articles/ASTCK157XTCKUTFK019M.html?iref=comtop_7_01

試算みると、この減税、東京一極集中是正にめちゃくちゃ貢献してる