拡張工事により約11万平方メートルに及ぶ現在の最終組み立て建屋と同規模の建屋を建てるほか生産支援施設やオフィスなどを設ける。工場の拡大で今後5年間で1000人を新規雇用する。拡張計画は2024年12月に発表していた。
787は「ドリームライナー」の愛称で知られ、燃費効率が高く中型機としては航続距離が長い。日本企業が機体部品の35%の製造を担うことでも知られている。主翼は三菱重工業、前胴体部は川崎重工業、中央翼はSUBARUが製造している。
ボーイングによると、787の受注残は足元では約1000機に及び、今年だけで300機の受注があった。今後も中型機の需要は底堅いという。
ただボーイングは主力小型機「737MAX」で度重なった重大事故により経営再建の途上だ。足元では13四半期連続の赤字決算が続く。過去には787でも品質検査の不備が指摘されたこともある。生産拡大と両立して品質を担保する生産ラインの立ち上げが求められる。
787を巡っては6月にはインド西部で同機種では初めての墜落事故も起きた。事故原因は調査が続いている。
日本経済新聞 2025年11月8日 6:10
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN07D5V0X01C25A1000000/
引用元: ・米ボーイング、中型機「787」の工場拡張 日本勢が部品3割供給 [蚤の市★]
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