つまり、収入が増えれば経済的に自由になって幸福度は上がるけれども、収入が増えれば増えるほど幸福度も比例して高まっていくとは限らない、ということだ。
アメリカの研究結果によると、日本円換算で年収800万円くらいまでは幸福度は上がっていくが、それを超えると幸福度に大きな変化は見られなかった。内閣府による「満足度・生活の質に関する調査」でも、同じような調査結果が出ている。
独身で年収800万円あれば、食べたいものを食べ、趣味も遊びも楽しんで、年に一度くらいは海外旅行もできるだろう。
ところが年収1000万円、3000万円、5000万円と増えていっても、幸福度はそれに伴って大きく上がるわけではないのだ。
むしろ高所得の会社員は仕事や接待で忙しくなるため、プライベートを楽しむ時間が減り、ゆっくり幸福感に浸る余裕もなくなる可能性が高い。
同じアメリカの研究調査では、もっとも幸福度が低いのは、食べるもの着るものにも困る極貧の人たちだった。
ところがその次に幸福度が低いのは、お金持ちの家に生まれて働く必要がないまま、漫然と生きている人だったのだ。ヒトは社会的な動物だから、どんなにリッチな暮らしをしても、誰からも評価されないと幸せを感じにくいのだ。
では、もっとも幸福度が高いのはどういう人なのか?
それは、恵まれない家庭に生まれながらも、山あり谷ありの人生で社会的・経済的な成功を手に入れた人だ。
たとえスタートは貧しくて失敗を重ねても、成果を出し続けていけば、笑いと涙の数だけ希望や感動が生まれる。その過程で出会った仲間との友情にも恵まれやすい。
さまざまなドラマや人間関係を経験しながら、人生が良い方向へと変化していく物語のある人生ほど、社会的動物である人間は幸福を感じやすいのだ。
誤解のないように言っておくと、これは「最初は貧乏なほうがいい」とか、「今のつらさや苦しみは将来の幸福のために必要だ」ということではない。
将来、成功したとき、恵まれた家庭環境で生まれ育ち、何の苦労もしなかった人生より、たくさんの人から「すごいね」と言われるほど、逆境や苦難を乗り越えてきた人生のほうが、ずっと大きな幸福を感じられるということだ。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/6ecf9e0589ef655090211ddaff9a92e8cb17610f
引用元: ・【研究】最も幸福度が低いのは極貧、2番目は金持ちに生まれた人、では一番幸福を感じるのは…「幸せな年収」の分岐点
しかしその逆はないんだぞ!甘えるな
子供の時から金持ちだったのだから、子供の時に自分の意思で貧困にいけないと成り立たない