紗栄子「偽善という言葉が飛び交っていた」被災地支援活動と発信を続ける思い「微力は無力ではない」
第20回難民映画祭のオープニングイベントが6日、都内にて行われ、アーティストでUNHCR親善大使も務めるMIYI、俳優の石原さとみ、実業家・モデルの紗栄子が登壇。紗栄子が支援活動への思いを語った。
2006年、日本で初めて「難民」に焦点を当てた映画祭としてスタート。映像の力を通じて難民問題への理解と共感を広げることを目的に毎年開催している。
第一部のトークイベントにはMIYIと紗栄子が登壇。
UNHCR親善大使として世界各地をめぐり難民支援に携わるMIYI。ハリウッド俳優アンジェリーナ・ジョリーとの出会いを機に難民支援に携わるようになったと振り返り
「無力を感じることもあるけれど、初めて行ったレバノンの難民キャンプで、ギターに喜ぶ子どもたちを見て、音楽にも自分にもまだやれることがあると実感しました」。
一方、紗栄子は「両親と一緒に買い物に行ったときに募金箱にお金を入れたのが一番最初」と振り返り
「初めて寄付活動を公にしたのは、2010年、宮崎県で口蹄疫が発生したとき。地元・宮崎の状況に、自分ができる形として寄付をしたんですが、公表したのは大きなチャレンジでした。当時、芸能人が寄付やボランティアを公表すると偽善という言葉が飛び交っていて。私も例外なくその言葉で傷つきました」。
それでも「皆さんに、こういうことが起きているよと発信することで、より大きな支援につながるのではないかと、今日まで活動を続けています」と前を向いた紗栄子。
一般社団法人Think The DAYを立ち上げ、国内外の被災地支援を行っていることについて聞かれると、SNSで被災地から呼びかけられ、急きょ支援に向かうことになった千葉県での台風被害を振り返り
「ニュースでもまだちゃんと報道されておらず、1日目に必要な物資を車に積んですぐ向かったんですが、全然間に合わない状況。そのとき初めて、SNSを通じて応援してくださる方に支援をお願いしたんです」。
支援物資はすぐに集まったが、行政によっては個人の支援物資を受け入れられないことから「そのときはそれまでの活動歴もあり受け入れてもらったんですが、イレギュラーで受け入れてもらうのは良くないと、翌日にThink The DAYを立ち上げました」と語り
「アクションはもちろんですが、どんな状況でもその人たちに心を寄せて、自分に何ができるか考えるだけでも大きな意味があると思う」と語った紗栄子。
最後に「微力は無力ではないと思って、これからも活動を続けたい」と語り、MIYIと観客も大きな拍手を贈っていた。
第20回難民映画祭は13日に大阪・TOHOシネマズ なんば、12月2日・3日に千代田区・イタリア文化会館にて上映。12月7日までオンラインで開催中。
引用元: ・【芸能】紗栄子、芸能人の寄付やボランティアに「偽善という言葉が飛び交っていた」 被災地支援を続ける思い「微力は無力ではない」 [冬月記者★]
やりたいやつがやればいい
人の目を気にするな
それで被害者が助かるなら問題ない