今回導入されるMacBook Airは全1,849台。教員に1人1台貸与される一方で、校長や教頭など管理職および事務職員には、県のシステム連携の都合によりWindows端末(771台)が貸与される。
MacBook AirはJamf ProのMDM(モバイルデバイス管理)で一括管理され、安心・安全に活用できるようセキュリティ対策も万全だ。
一方で気になるのが校務支援システムであるが、この点についても問題はないという。岐阜市が採用する校務支援システム「T-Compass」(株式会社文溪堂)は、クラウドベースでブラウザ対応しているためMacBook Airでも利用可能。また、コスト面においても、以前は「Macは高価」というイメージもあったが、今回の調達では Windows端末と比較してもコスト競争力があり、十分検討に値する選択 だったというのだ。
引用元: ・岐阜の公立学校、すべてのPCをMacBook Airに、「生徒のiPadとAirdropが便利だから」 [422186189]
先行導入でMacBook Airを使い始めている岐阜市立長良西小学校 情報主任 西尾柊也先生に話を聞いた。
まず西尾先生がメリットとして挙げたのが、Apple製デバイス間で写真や動画、書類などをワイヤレスで簡単に共有できる「 AirDrop 」機能だ。「これまでは、iPadで撮った写真をOneDriveにアップロードして、それをダウンロードして使うという手間がありました。ですが、MacBook Airなら、AirDropでサッと画像を送れて、そのまま資料づくりに使えます。 作業時間が大きく短縮されました 」と話す。
また、MacBook Airを活用して印象的だったのは委員会活動のとき。以前は、子供たちに意見を聞いて、その次の日に原稿をつくって振り返るという形で進めていたが、今は電子黒板にMacBook Airをミラーリングで映して、子供たちと一緒に原稿を考えるようになったという。「”こういう内容で合ってる?”と聞くと、子供たちが”うーん、ちょっと違う。ここはこうしたほうがいいかも”とその場で修正していきます。 まさに一緒に作っている感覚がありました 」と振り返る。
今後は、1日の振り返りムービーを作って子供や保護者と共有していきたいと西尾先生。まだまだ使いこなせていない部分があるというが、「自分でもどんな風に使えるかすごくワクワクしています。いろんな機能を知って、子供と一緒に楽しみながら、それぞれの子が輝ける瞬間をつくっていけたらと思っています」と笑顔で語ってくれた。