だが金の採掘に夢中な若い世代は、どこ吹く風だ。
「弊害はあるが金の方がもうかる」とジャン・トーマスさん(38)は臆面もない。モセアソ周辺で採掘されたという金約11グラムを業者に持ち込むと、1万セディほどの値が付いた。数人で作業すると運が良ければ1日で見つかる量だが、その報酬は平均的な農家がカカオ豆の生産で1年間に得る額の約3割に相当する大金だ。
金の採掘で多額の現金を手にした若者を当て込み、町の近くには農村部に不釣り合いなリゾートホテルが建てられた。週末には大音量で音楽を流し、プールで男女がはしゃぎ声を上げている。カクテルを片手に踊る男性は「みんな違法採掘をやっている。カカオ豆の収入だけでは、こんな楽しみ方はできないよ」と笑った。
農家のアコさんは「若者は学校そっちのけで採掘に熱中している」と嘆く。ただ貧しい境遇から脱しようと泥にまみれる彼らを「怒る気にもなれない」と複雑な胸中をのぞかせた。
国家経済を揺るがす事態に直面したガーナ政府は2024年、カカオ豆1袋約65キロの買い取り価格を1・5倍に引き上げた。現在は3千セディほどに設定されているが、早期の供給回復につながるかどうかは見通せない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2225b909c8a4dc05bb7a575395642efb947e1a17?page=2
引用元: ・日給1500円で日本や欧米に搾取されていたガーナのカカオ農家、違法な金採掘で日給14万円に🔔 [422186189]
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金が取れなくなった頃にはカカオ栽培もできなくなって先進国からの支援金を当て込むんじゃなかろうか…