辛坊治郎氏 自衛隊がクマ被害の秋田に派遣できることになったワケ「絶対、発砲なんかできない」
キャスター辛坊治郎氏(69)が5日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、政府がクマによる人的被害が相次ぐ秋田県へ自衛隊を派遣することについて解説した。
小泉進次郎防衛相は4日、陸上自衛隊の部隊を5日にも秋田県へ派遣することを会見で明らかにした。
辛坊氏は「日本だなあと思うのは、私なんかにとったら神学論争(結論の出ない議論)だと思うのですが」と前置き。自衛隊の派遣には法律の壁があるとし、
「当事者にとったら、防衛省の内部では、どの法律を根拠に自衛隊が行くんだという。クマで困っているんだったら、自衛隊が行って、自衛隊だったらクマに勝てるだろうとか、素朴にそう思いますけど、そう簡単な話ではない」と続けた。
その上で、今回の派遣の根拠について解説した。「今までは、災害出動はありますね。あれに準じた感じで行くんじゃないの?という話だった。どうもその法律的要件に当てはまらないんじゃないかということで」。
その結果、「自衛隊100条というのに、土木工事などの受託の民生支援というのがあるらしいんですが、今回はそれを適用して行くと。何のためかというと、輸送と工事といった活動が部隊の技量向上につながる、訓練目的で自治体の業務を請け負うことができるという規定なんですよ」と、苦し紛れの解釈での出動になるという。
自衛隊が現地で行う活動は、罠の設置や駆除、捕獲したクマの運搬など、後方支援に限られる。
クマに発砲して駆除するなどの活動は行えない。
辛坊氏は「ややこしいですよね」と話し、「クマで困ってるんだから、自衛隊が行ってちゃっと処理して…って(できない)。だから絶対、発砲なんかできない」と実情を説明した。
引用元: ・辛坊治郎氏 自衛隊がクマ被害の秋田に派遣できることになったワケ「絶対、発砲なんかできない」 [冬月記者★]
自衛隊員が単独で熊を狩れるとは思えないわ
って思ったら、あの時は海保機だったか