現場にいた校長が中国新聞の取材に応じ、クマに遭遇しないよう声を出しながら山道を進んでいて襲われたと明かした。
数匹に出くわした児童が悲鳴を上げると、さらに押し寄せたという。
専門家は「スズメバチは音や振動に敏感。刺激すると危険」と注意を呼びかける。
校長によると、当日は社会見学で午前9時20分ごろ、児童27人、教員2人、ボランティアガイド5人で山に入った。
クマを警戒し、ガイドから「声を出して行こう」と助言を受け、鈴を鳴らして歌いながら進んだ。
約6・5キロの行程。
ハチに遭遇したのは午前10時50分ごろ、中間地点辺りだった。
2、3匹飛んで来たのを見た後方の児童が悲鳴を上げると、10匹以上が枯れ木の穴から一気に出てきたという。
校長は児童にかがんで身を守るよう指示。
ガイドと担任教諭が撃退スプレーを噴射した。
ハチがひるんだ隙に全員がその場から避難。
精神的なショックで動けない子もいたが、担任が抱えて逃げた。
後方の児童を中心に耳や背中、尻、足などを刺された。
現場付近は携帯電話が圏外で119番できたのは約15分後。
駆け付けた救急隊員はあずまやで待つ児童たちの顔色や呼吸を確認していたという。
幸い全員軽症だった。
社会見学は当初6月に予定していたが、雨で10月に延ばしたという。
校長は「子どもたちに怖い思いをさせてしまった」と悔やむ。
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引用元: ・【広島】クマ警戒の「声出し」がスズメバチを刺激か、小学生ら19人が刺された現場の真相