ドジャースがブルージェイズとの7戦にわたる死闘を制し、2年連続でワールドシリーズを制覇した。
その興奮が冷めやらぬ中、早くも来季に向けて「次の一手」が注目を集めている。
米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」は2日(日本時間3日)、今オフにポスティングでのメジャー挑戦を視野に入れるヤクルト・村上宗隆内野手(25)をめぐり、ドジャースとヤンキースが移籍先の最有力候補として激しい争奪戦を繰り広げる可能性を報じた。
村上は通算8シーズンで通算1003試合、265本塁打を記録した〝NPB最強スラッガー〟。
2022年には56本塁打を放ち、王貞治氏の日本人最多記録を58年ぶりに更新した。「本物のパワーを持つ」と評され、松井秀喜以来となる和製大砲のMLB移籍として期待が高まる。
同記事によると、ドジャースは故障が続いたマンシーの後継候補として三塁補強を模索しており、ワールドシリーズ連覇を果たした勢いのまま今オフの村上獲得へ本格的に動く可能性があるという。
球団側は山本の獲得に3億ドル超を投じた実績もあり、海外戦力に対して潤沢な資金を惜しまない。
東と西の米両海岸で資金力と抜群のネームバリューを誇る2球団が村上獲りの最右翼となりつつあることは、MLB公式サイト「MLB.com」のマーク・ファインサンド記者も伝えている。
一方、ヤンキースも三塁手の補強が急務だ。シーズン中に起用した8選手のうち主力のマクマホンがFAとなり、大きな空白が生まれている。
NYメディアは「大谷を逃したヤンキースが、村上を〝第2の救世主〟と見ている」と報じ、ブロンクスでの「ムラカミ旋風」に期待を寄せている。
ちなみに、その村上は1日(同2日)に行われたWS第7戦でドジャースがブルージェイズを激闘の末に下した一戦について、自身のXに「野球おもしろすぎないか」と投稿。
海を渡る決意表明とも受け取れる投稿として、大きな話題を呼んでいる。
ドジャースか、ヤンキースか。日米の注目を集める新たな争奪戦の行方は、オフ最大の焦点になりそうだ。
引用元: ・【野球】メジャー移籍・村上宗隆 ドジャースとヤンキースが最有力候補、激しい争奪戦へ! 米紙やMLB公式サイトが報じる [冬月記者★]