IT業界に女性が少ないという現実を生む要因の一つになっているのが、教育と雇用の間にある壁だ。別記事「『女子は数学ができない』という誤解が“IT人材不足の原因”だった?」では、女子学生が中高生の段階からSTEM(科学・技術・工学・数学)分野を選びにくくなっている現実を紹介した。
【図解】IT業界に女性が少ない3つの要因
だが問題はそれだけではない。仮に教育や採用の壁を乗り越えてIT分野でキャリアをスタートさせても、女性は職場で「男性優位文化」という新たな壁に直面する。
会議での発言をさえぎられたり、食事の手配など本来の職務とは関係のない役割を押し付けられたりするケースは珍しくない。こうした無意識のバイアスや軽視の積み重ねが、女性を「IT業界では歓迎されていない」と感じさせ、離職や転職につながっているのだ。
「IT系男子」という過酷な文化
雇用におけるバイアスなどの障壁によって、テクノロジー分野の職に進む女性が減少し、それがさらなる文化的な悪循環を引き起こしている可能性がある。IT認定資格を授与する非営利業界団体CompTIAで業界調査担当バイスプレジデントを務めるキャロリン・エイプリル氏は、
テクノロジー職に就く女性が少ないことが、意識的・無意識的なバイアスを助長し、文化的障壁をさらに高めていると指摘する。例えば、女性がテクノロジーチームで働く際や会議に参加する際、自分以外に女性がいないことに気付くことは珍しくない。そうした職場では、
女性が会議の議事録作成や食事の手配などを任される傾向がある。こうした役割の押し付けは、業務遂行能力を正当に評価される機会や、男性と同等の貢献者として扱われる機会を制限する恐れがある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c34150164ba8e3d7656ceabf05a590a0bb0bfec
引用元: ・女性が理系弱いって嘘ではないか? [194767121]
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