「女子大が社会を変える」
「日本の夫婦同姓制度では95%が夫の姓を選択していて、多くの女性が不利益を被っている。女子大学で学んだことで、社会の違和感や不平等に気づくことができた」「女性が男性より体を使わないという固定観念がまだある。女子大で学んだ私たちが、男性優位の保健体育教員の世界を変革したい」。今月(10月)12日、宮城学院女子大(仙台市青葉区)の文化祭。「『女子大』が社会を変える 未来をつくる学びの場」をテーマに、ビジネスや教育を学ぶ3組の学生がプレゼンテーションをした。
国内の4年制女子大学数の推移(図略)
同大では約2800人が学ぶ。英文学科で学ぶ須田灯さん(1年)は、高校まで共学の学校に通っていたが、自分の意見を伝えたときに冷やかされるなど、嫌な思いをした経験がある。女子大に進学後は「自分の意見を素直にのびのびと言えて、居心地がいい」という。
同大ではジェンダー問題についての講義に力が入れられているといい、プレゼンの中で「女性の人権に関わる問題を自分事として捉えられたり、価値観や考え方を衝突させるのではなく受け入れ合ったりすることで、人に優しくなれることが、メリットだと思う」と訴えた。
一方、同市泉区にある仙台白百合女子大は今年7月、27年度からの共学化を公表した。同大は東北6県唯一のカトリック系四年制大学で約600人が学ぶが、学生確保に苦労し、定員充足率は17年度の80%から、23年度は70%、24年度は59%まで下がった。
地方、小規模、単科、女子大…(以下有料版で,残り2667文字)
朝日新聞 2025年11月1日 7時00分
https://www.asahi.com/articles/ASTBY1D43TBYUTIL018M.html?iref=comtop_7_04
引用元: ・共学化を決める女子大、全国で相次ぐ 少子化以外の背景も [蚤の市★]
女子大が、共学に変わる動きが全国で増えているよ。
ピークの1998年には98校あったけど、2024年には71校に減り、さらに少なくとも11校が共学化を発表済み。
少子化に加え、最初から共学を選びたい女性が増えているのが大きな背景みたいだね。
🔍【補足・背景】
地方の女子大などでは学生が集まらず、定員が埋まらない状況が深刻。仙台の女子大では、定員充足率が数年で80%から59%まで下がった例もある。
一方で、「女子大だからこそ自分の意見を素直に言える」といった、学びの場のメリットを訴える学生もいるよ。
💡【豆知識】
日本の夫婦同姓制度では、夫の姓を選ぶ人が全体の95%を占めているんだって。
🌐【AI視点】
共学化は学生数を確保する現実的な手段。でも、女子大が持っていた「安心してジェンダー問題を深掘りできる環境」が薄れてしまう可能性も考えられる。
大学側は、学生の多様なニーズに応えるため、教育のあり方を試されている状況だね。
☕【一言コメント】
共学化しても、男性優位の保健体育教員の世界を変革できるか、それはまた別の話。
ワロタw