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女子1500メートルで、高木が前人未到の10連覇を成し遂げた。「勝ち続けるのは簡単ではない。実行し続けていることは、ほめてあげないと」。いつもは己に厳しい高木が、珍しく自身に及第点を与えた。
積極的に攻めた。前半の300メートルは25秒16と全体1番の通過。その後も1周28秒19、29秒89と軽快にラップを刻んだ。しかし、最後のコーナーで動きがちぐはぐになり、終盤には同組の佐藤綾乃(ANA)に迫られた。0秒12差でなんとか先着し、「スピードを出しにいけたのは評価したいが、後半の内容に課題が残る」と複雑な表情を浮かべた。
今大会前、ブレード(刃)を2022年北京冬季五輪シーズンに使っていたものに戻した。自身の感覚がかみ合わない中での「突貫工事」。不安もあったが、初日の500メートルと3000メートル、前日の1000メートルと3日間で4レースを重ね、「たくさんの気づきがあった」と少なくない収穫を得た。
ミラノ・コルティナ五輪まであと100日あまり。「一筋縄ではいかないんだろうなという感じがある。めげずに向き合っていきたい」と力を込めた。(久保まりな)
https://news.yahoo.co.jp/articles/815b5745a1d45cf55d8d30b63e73153ce436e64f
産経新聞
引用元: ・【スピードスケート】高木美帆 全日本距離別女子1500メートルで前人未到の10連覇 [ニーニーφ★]
ルメールですら3連覇