キクチさんは、1999年、全く関係がない殺人事件の犯人だと書き込まれ、ネット上などで中傷や脅迫を受け続けた。警察は9年後に書き込んだ人物の摘発に着手、最終的に19人が脅迫や名誉毀損(きそん)の容疑で摘発されたが、今もデマを信じた人物からの中傷が続いているという。
「言葉の責任」の演題で話したキクチさんは「ネットでは、自分の理想に沿った情報が真っ先に表示される。自分のほしい情報ばかりに接することになり、その結果、自分が正しいと信じてしまう。『正しい』を疑う感性、『正疑感』を持ってほしい」と呼びかけた。
自身の体験を学校現場で話す機会もある。講演後には、「こんなひどい目に遭って、死にたいと思ったことはないんですか」と質問されることがあるという。子どもたちにとって、ネットの中傷と「死」が近い位置にあるように感じるというキクチさんは、こう答えているという。
「死にたいと思ったことはないよ。僕が死んだら中傷した人は達成感を感じる。僕が幸せになることが、中傷した人への仕返しになると思っている」(宮沢崇志)
https://news.yahoo.co.jp/articles/138e5e932192d9c9d9e19867bcf5a4661ded147d
引用元: ・「『正しい』を疑う感性、『正疑感』を持ってほしい」 誹謗中傷受けるスマイリーキクチさんが講演 [Anonymous★]