生息数は、山中に設置したカメラでの定点調査や、えさとなるドングリなどの豊凶調査、捕獲数の実績などを基に推計している。それによると、20年度は2022頭とされていたが、24年度は2773頭と751頭も増えた。
県内のクマは、西毛地域の「関東山地地域個体群」と、それ以外の全域「越後三国地域個体群」に分けられ、後者が多いとされる。20年度推計では前者が25%、後者が75%とされた。
推計は、クマを科学的に管理するための計画策定にあわせて実施されている。15年度推計では1188頭だったが、推計方法が異なるため、単純比較はできないという。
出没増は、こうした個体数増加と共に、ドングリ不足も要因との見方もある。
県鳥獣被害対策支援センターの調査によると、今年のドングリの豊凶指数(0~100)はブナ3・1、ミズナラ17・1、コナラ21・0だった。一方、栗は30・2と高く、市街地近くの標高の低いところでは実りが良い傾向があるという。
冬眠を控えたクマは活動が活発になり、人里にある栗や柿がクマを引き寄せると指摘されている。みなかみ町で9月22日に負傷した男性は、栗を拾っている時に襲われた。
今年度負傷した9人は、嬬恋村での1人を除くと全て利根沼田地域で発生し、みなかみ町の5人、沼田市の2人、片品村の1人。そのうち7人が、9月下旬以降に集中している。県によると、過去にクマによる死者は把握されていない。センターは、山林の近くや、山から川沿いに林が続いているところでは、人里でもクマの出没リスクが高いとして注意を呼びかけている。
https://www.yomiuri.co.jp/local/gunma/news/20251021-OYTNT50005/
https://www.yomiuri.co.jp/media/2025/10/20251021-OYTNI50002-1.jpg
https://www.yomiuri.co.jp/media/2025/10/20251021-OYTNI50003-1.jpg?
沼田市で捕獲されたクマ(8日)
引用元: ・【群馬】クマ生息数4年で37%(751頭)増 昨年度推計2773頭 今年度負傷者9人 [1ゲットロボ★]
社会福祉やインフラ維持の費用が圧縮されて村5つ分でタワマン1棟くらい建てられるだろ