高市首相を支持する人々を中心に「悪意がある」「印象操作」といった批判が相次いでおり、時事通信のカメラマンが高市首相について「支持率下げてやる」と発言した問題との関連を指摘する声もあがる。
問題の写真は共同通信が21日に配信した「高市首相、ASEAN出席へ マレーシア安保能力支援」というタイトルの記事に添えられている。
一方、写真に写る高市首相には表情がなく、自民党の若林洋平参院議員は22日、X(旧ツイッター)に「情けない印象操作は本当にやめていただきたい」と訴えた。
若林氏は首相が笑顔を浮かべた別の写真も複数枚投稿し、「この写真を使えとまでは申しませんが」とつづった。
高市首相に関しては今月7日、報道陣の一部が「支持率下げる写真しか出さない」などと発言した音声がSNSで拡散。時事通信は自社の男性カメラマンの発言と認め、本人を厳重注意した。
政治団体「NHKから国民を守る党」の浜田聡前参院議員はXに、時事カメラマンの発言を挙げながら、「共同通信が採用した写真に注目です」と問題視した。
自民党の鈴木正人埼玉県議もXで「この写真を選ぶ意味がさっぱり分からない。支持率下げる写真のつもりなら全く意味がない」と疑問視した。
政治学者の岩田温氏も「悪意に満ちた写真。いい加減にしろ」と書き込んだ。
https://www.sankei.com/article/20251023-NYMPCRJOINCVHOYIDY3JPODYLU/