日本維新の会との連立合意書に盛りこんだ消費税減税を巡っては「あらゆる可能性を否定するわけではない」と語った。医療や介護といった社会保障の財源となっていることを念頭に「そう安易に扱われることではない」との考えも示した。
中低所得者の負担を軽くする「給付付き税額控除」の導入は「いい制度だが、どのように(所得を)正確に把握するかなど制度設計が大変だ」と指摘した。「真剣に議論を始めることになった以上はきっちり取り組んでいく」と述べた。
損害保険業界などで近年相次ぐ不祥事に関して「金融サービスの高度化に対し、組織のコンプライアンス(法令順守)のチェック体制が適しているのかどうか」と問題提起した。「金融行政の信認を高めるためにも、(問題の)早期発見や早期是正が非常に大事だ」と強調した。
財務省の政策を批判するデモが頻発していることについて聞かれ、同省の業務は「財政の帳尻を合わせることだけが目的ではない」との見解を示した。「究極の目的は成長する日本を将来に残すことで夢や期待が残る国にしなくてはならない」と話した。
日本経済新聞 2025年10月22日 20:30
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA229OZ0S5A021C2000000/
引用元: ・【片山財務相】25年度の補正予算「十分な規模に」 消費減税「安易に扱わず」 [蚤の市★]