読売新聞
入れ歯や歯の詰め物を作る歯科技工士の不足が千葉県内で深刻化している。人口10万人あたりの就業者数は全国ワースト2位で、近年はなり手不足と高齢化による廃業が進んでいる。入れ歯などの製作期間が長期化し、 口腔こうくう ケアに悪影響を及ぼす恐れがあり、関係団体は国に対応を求めている。(河津真行)
歯科技工士が患者の歯を模した石こう模型を手に、ドリルで差し歯の表面を削っている。別の技工士は歯の3Dモデルを表示したパソコンを操作し、歯のかぶせものを作成している。
柏市の歯科技工所「アドバンス柏」では、約10人の技工士が差し歯や矯正器具の製作に集中していた。同社には東葛地域を中心に月2500~3000件ほどの注文があり、入れ歯などを毎日100~200点ほど作っている。
男性技工士(24)は「様々な器具をきれいに作ることがやりがい」と話す。同社の大学泉介社長(45)は「食べ物をしっかりかむことは内臓の負担を減らすうえで重要。健康維持には技工士の技術が不可欠だ」と力を込める。
一方、技工士の高齢化に伴い、近年は「後継者のいない歯科技工所で、合併や廃業といった話が増えている」という。
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歯科技工士は全国的に減少傾向にある。厚生労働省の公表資料によると、2000年には全国で3万7244人が従事していたが、24年には3万1733人と15%減った。04年に26%だった50歳代以上の割合は、24年には56%に増えた。
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