日本は科学部門で通算27人のノーベル賞受賞者を擁する国となった(全体で31人)。1949年以降、76年間にわたり受賞者を輩出し続けており、継続的かつ長期的な基礎科学支援の成果といえる。
中国でも、近年は有力候補が毎年名前を連ねている。今年は中国科学院の張濤教授が、単一原子触媒分野でクラリベイト社から「ノーベル賞級研究者」として挙げられた。今回は受賞を逃したが、将来的な受賞が期待されている。
一方、韓国出身の科学者は、2020年を最後に有力候補として名前が挙がっていない。当時、ナノ粒子分野で評価されたヒョン・テクファン氏(ソウル大学特任教授)がクラリベイトの予測候補に選ばれたが、それ以降“沈黙”が続く。
過去には、2014年にナノ多孔性炭素材料の専門家のユ・ヨン氏(KAIST名誉教授)、2017年にはペロブスカイト太陽電池研究のパク・ナムギュ氏(成均館大学教授)が有力候補とされた。
韓国の物理学界のある教授は「量子コンピュータ分野は今後も注目が集まる。特に中性原子ベースの量子計算や誤り訂正技術で成果が出れば、韓国からの受賞も期待できる」と述べつつ、「だが、現行のR&D体制では独自性ある創造的研究が評価されにくい」と語る。
ノーベル化学賞を受賞したヤギ教授と共同研究したキム・ジャホン崇実大学教授も「ノーベル賞級の研究とは“両刃の剣”のようなもの。挑戦的で革新的な研究は、前例が少なく失敗リスクも高い」と指摘する。
そして「日本が化学賞を多く受賞している背景には、数十年単位で続けられてきた基礎科学への粘り強い支援がある。失敗の可能性があっても、希望の見える研究に資金を出す文化が根付けば、韓国でもノーベル賞につながる研究が育つ」と強調した。
KOREA WE/AFPBB News 2025年10月19日 16:00
https://www.afpbb.com/articles/-/3604143
引用元: ・日本はノーベル賞連発、韓国は候補すらなし…求められる「創造的研究支援するR&D改革」[10/19] [ばーど★]
科学技術予算増やしてほしい、選択と集中なんて無理なんだから
日本がイグノーベル賞取りまくってるのは、ある意味明るい兆しなんだよな
それだけ独創的な研究やってるってことなので