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京阪電車のアナウンスに自販機…ノーベル文学賞クラスナホルカイさんが魅せられ綴った京都

京阪電車のアナウンスに自販機…ノーベル文学賞クラスナホルカイさんが魅せられ綴った京都

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1: 蚤の市 ★ 2025/10/19(日) 09:47:02.36 ID:pdThInQw9
今年のノーベル文学賞に選ばれたハンガリーを代表する作家、クラスナホルカイ・ラースローさん(71)は、かつて日本に住み、京都を舞台にした小説を紡ぐなど日本文化に深い影響を受けている。国際的な評価が高いクラスナホルカイさんの受賞を待ちわびていたのが、日本やハンガリーで交流を重ね、日本語訳本の刊行に携わった大阪大名誉教授の早稲田みかさんだ。吉報を受け、その作品の魅力や人柄を尋ねた。

独特のスタイル、難解な語彙
(略)文体は、長い文章で細かく描写する独特のスタイル。早稲田さんは「一文が長く、本のページをまたいで続いたり、エッセーの場合は、一つの章に一つの段落しかないこともある。また、語彙も難解ではっきりしたストーリーが見えてこない。読み手によってさまざまな解釈が可能な作家だと思う」と評する。

主人公に光源氏の孫
クラスナホルカイさんは1997年に来日し、京都に魅せられた。その後、国際交流基金のフェローとして、2000年と05年にそれぞれ半年ほど京都に住み、能楽や寺社建築、日本庭園など日本の伝統文化について学んだ。早稲田さんは「能面についてのエッセーがあり、寺社建築や日本庭園などにも非常に詳しい。また、日本や中国などの伝統文化に大変興味を持っていた」と振り返る。
そんな経験から、現代の京都を舞台に源氏物語の要素を交えた小説『北は山、南は湖、西は道、東は川』を03年に発表。早稲田さんはその邦訳を手がけ、京都市伏見区の出版社「松籟社」に出版を提案、06年に刊行された。

主人公は千年の時を経て現代にやって来た光源氏の孫。「終末論的な雰囲気の中に永遠とは、不滅とは、真理とは何かといった哲学的な問いかけがある」と早稲田さん。また、寺社建築一つとっても梁の名前など独特の専門用語が使われており、「翻訳は結構大変だったが、とにかく知識が詳しくて驚いた」と語る。

大阪-京都間を走る京阪電車の七条や鳥羽街道の駅舎が登場し、「閉まるドアにご注意ください」といった車内アナウンスが、ローマ字でそのままつづられている。京都の街のあらゆる曲がり角には、チカチカと光る自動販売機が置かれていると描写されている。

日本人にとって何げない日常の光景。クラスナホルカイさんにとって、「なんだか面白かったり不思議だったりしたのだろう」と早稲田さん。「優れた観察眼を持ち、とても礼儀正しく、繊細で、物事をとても深く考える方。感受性が豊かで、日本の文化に非常に影響を受けられたのだと思う」と話し、今回の受賞決定をたたえた。(横山由紀子)

産経新聞 2025/10/19 07:30
https://www.sankei.com/article/20251019-6ORP7CTKEFJ4HGBLZQIOR42UGQ/

引用元: ・京阪電車のアナウンスに自販機…ノーベル文学賞クラスナホルカイさんが魅せられ綴った京都 [蚤の市★]

5: 名無しどんぶらこ 2025/10/19(日) 09:50:04.31 ID:CNPLQx270
これはもう実質村上春樹

6: 名無しどんぶらこ 2025/10/19(日) 09:51:15.95 ID:AP1wzL140
クラスノヤルスク

7: 名無しどんぶらこ 2025/10/19(日) 09:51:58.34 ID:AP1wzL140
実質今年のノーベル賞は二冠半やね!

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