「民放の討論番組には出ない」で逃げ切る案が浮上
自民党の次期総裁になるのは誰か。ジャーナリストの須田慎一郎さんは「自民党内では高市早苗氏と小泉進次郎氏の一騎打ちになるという見方が優勢だ。小泉陣営では、進次郎氏の自滅を防ぐ異例の選挙戦術が浮上している」という――。
自民党総裁選の動きが活発となるなかで、読売新聞が9月14日、「次の総裁にふさわしい人物は誰か」というテーマについて世論調査の結果を報道した。見出しには「次の総裁に高市氏29%、小泉氏25%」という数値が示されている。
具体的には、自民党支持層の中では小泉氏が33%、高市氏が28%の支持を得ている。一方で、全体の回答者(自民党支持者・非支持者を含む)においては、高市氏が29%、小泉氏が25%という結果が示されている。
このように支持層別で見れば、それぞれ優位な数字を持ちながらも、全体としては両者が拮抗している状況にあるといえる。現段階では両者ともにほぼ同列の位置にあるという見方が妥当であろう。
このようななかで、筆者のもとに極めて驚くべき情報がもたらされた。内容は小泉陣営の今後の方針に関わるものであった。
具体的には、小泉進次郎氏が総裁選への出馬にあたって、各候補者による公開討論会について、ある方針を固めたという情報である。
その討論会とは、NHKを除いた主要民放各局が主催するテレビ討論会のことであり、小泉陣営はこれに対して「出席しない」という立場をとる方針を決定したというのである。
つまり、小泉氏は民放主催の公開討論会への参加を辞退する意向を固めたという情報が、筆者の元に飛び込んできたのである。
この方針の背景については、改めて述べるまでもないが、小泉進次郎氏は、いわゆる「平場の討論会」、すなわち原稿や台本のない、いわばアドリブ勝負の議論の場を極端に苦手としていることで知られている。
昨年の総裁選における結果を振り返れば、その傾向は顕著である。討論会において準備不足や発言の一貫性の欠如が露呈し、
政策理解への疑念を招いたことで、小泉氏は地方票および都議会議員票を大きく失い、結果的に決選投票に進むことが叶わず、3位という予想外の結果に終わった。
この敗因の一つには、メディアによる批判的な報道への対応力の欠如も挙げられる。取材の場においても、内容の深みや論理性に欠ける受け答えが続いたことで、小泉氏のキャラクターや政治的本質に対する疑念が生じ、「中身がない」といった批判が表面化する結果となった。
そうした過去の反省を踏まえれば、今回の総裁選において同様の状況が再び発生することを未然に防ぐべく、民放主催の公開討論会への出席を回避するという方針に舵を切ったのは、戦略上の当然の判断であるといえる。
この情報については、当初は裏付けが取れていなかったため、筆者は複数の民放関係者に照会を行った。現時点で具体的な回答を得られたのは一社のみであるが、その関係者からは「現状ではそのような方向性が有力である」との反応が返ってきた。
一社の回答をもって結論づけることは避けたいが、少なくとも現時点では、小泉陣営が討論会への参加に対して後ろ向き、あるいは消極的な姿勢を示しているという点は読み取ることができる。
他方で、先述の通り、現在の世論動向においては、小泉氏と高市氏の支持率はほぼ拮抗している。今後の選挙戦で一歩抜きん出るためには、討論会やその後の情報発信において、国民に強く訴求する発言や行動が求められるのは必然である。
すなわち、「この人物に総理・総裁を任せたい」と国民に思わせるようなインパクトのあるメッセージや行動が、今後の鍵を握るといえる。
このようにして露出を避け、情報の発信を絞るという戦略を取ることは、むしろ情報発信を積極的に行っている他の候補者にとって有利な展開をもたらす可能性がある。すなわち、小泉氏以外の候補にとって追い風となり得る状況が生まれるということである。
小泉陣営が描いていた戦略、すなわち「高市氏を序盤でリードし、そのまま露出を絞って逃げ切る」という中国リオは、もはや現実的ではなくなりつつある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e6327b6eb405898edc3a51db7dd19c7c4b6ab2f
https://www.youtube.com/watch?v=iEUJlvGbnGg
引用元: ・【ジャーナリスト・須田慎一郎がリーク情報入手】民放の討論番組には出ないで逃げ切る・・・小泉陣営が中身がない小泉進次郎氏の "自滅を恐れる" とんでもない選挙戦術
デマ常習の須田
誰かに傍で黒子やってもらわないとまともな話が出来ない。