最先端の微細化を進めている半導体メーカーは、現在ある世代のNodeを量産しながら、次世代のNode、次々世代のNode、その先の世代のNode、というように、3~4世代先のNodeの半導体を同時開発している。
例えば、Otellini CEOの時代に、65nm、45nm、32nm、22nmのプロセッサの量産を行いながら、次世代14nmの開発、次々世代10nmの開発を並行して行っていたはずである。
2005年から2009年にかけて2万人も社員を減らしてしまった。このとき、どこの部門の社員を減らしたかを考えてみると、そのとき製造しているNodeに関わっている技術者は減らせない。また、そのNodeの営業やマーケティング要員も減らせない。
最も人員を減らしやすいのは、次世代や次々世代の開発に関わっているR&D技術者である。というのは、その技術者を減らしても、現在進行中の製造や販売に影響が出ないからだ。
しかし、先物のR&D技術者を減らしたツケは、その将来に払うことになる。14nmの立ち上げが1年遅れ、10nmの立ち上げが5年以上遅延したのは、2万人の社員(の中のR&D技術者の多く)を減らした影響であると考えられる。
そして、いったん狂ってしまった微細化の時計の針は2度と元には戻らない。
引用元: ・インテルの衰退、20年前のリストラが原因だった。。。2005年時点で10nmに成功していた [422186189]
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2408/29/news066_4.html
あと孫正義も