世界最高峰のステージへ、大きく前進した。日本から参戦したビザンチンドリーム(牡4・坂口)が、身上の決め手をいかんなく発揮。素晴らしいパフォーマンスで、GⅠ凱旋門賞(10月5日=パリロンシャン競馬場、芝2400メートル)制覇へ王手をかけた。勝ちタイムは2分28秒32(稍重)。
青空の下で披露した鮮やかな末脚。絵に描いたような差し切りだった。スタートはいまひとつも、二の脚で中団へ。内々の6番手でリズムを守りながら力を温存。ロンシャン競馬場の難所・フォルスストレートを無難にクリアした。内から外へ。直線で持ち出されたときの手応えは十分。鞍上のゴーサインに確かな伸びで呼応して、ソジーをきっちりと捕らえた。マーフィーが安堵の笑みを浮かべている。
「ペースも馬場も、全く問題ありませんでした。凱旋門賞へ向けて良い競馬ができてホッとしました」
計算された最終追い切りの騎乗依頼
今回のフランス遠征に際し、陣営は周到に計画を立てていた。異国の地でも日本における調教時と同じ負荷をかけられるように、出国前の段階で最大心拍数と調教後の心肺の回復度合いの数値を計測。フランスにも器具を持ち込み、国内での数値と照らし合わせながら、調教を消化している。国分優への最終追い切りの騎乗依頼も当然、計算のうち。国内の調整でビザンチンの手綱を握り、クセを把握している騎手に仕上げを任せることで、納得の態勢が敷ける状況を整えていた。
「前哨戦としては十分なデキです。2400メートルですし、チャンスがあると思っています」
レース前から坂口調教師は確かな手応えをつかんでいた。「良い内容で勝つことができました。ジョッキーが上手に乗ってくれましたね。本番までにさらに良くなるように仕上げていきたいです」と文句なしの勝利に声を弾ませた。
2021年ディープボンド以来となる日本調教馬による同レース制覇。今年のガネー賞&イスパーン賞勝ち馬ソジー、今年のタタソールズゴールドC覇者ロスアンゼルスを下した事実は大きく、〝次〟を意識した仕上げで満点の結果を導き出した。
この後は予定通りに凱旋門賞へ。エルコンドルパサー(1999年)、オルフェーヴル(2012、13年)はフォワ賞での勝利の後、凱旋門賞で2着に…。今年こそ、日本調教馬の勝利を。今度こそ、日本調教馬による悲願達成を。世界の頂点が、すぐそこにある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe416bce6fe408be45f95e6a5cb774c4bb003018
引用元: ・【競馬】日本悲願の凱旋門Vが見えた! 前哨戦フォワ賞快勝ビザンチンドリーム 勝利を呼んだ陣営の「準備」と「計算」 [ネギうどん★]
ディープボンド以外惜しい結果だからな
鞍上込みで
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