稚内市の育英館大学で24日開かれた催しには、地元の人などおよそ50人が参加しました。
催しでは宗谷地方のコーヒーの歴史に詳しく、青森県弘前市で喫茶店などを経営する成田専蔵さん(74)が講師を務めました。
成田さんや地元の歴史を記録した「稚内市史」によりますと、江戸時代後期、外国からの侵略に備え、宗谷地方の警備にあたった津軽藩の藩士が厳しい寒さや栄養不足による病気で、120人以上が死亡したため、その後、警備にあたった秋田藩の藩士などには、病気の予防薬としてコーヒーが支給されたとされています。
催しでは成田さんが当時のコーヒーの飲み方を再現しました。
当時は生の豆を鉄製の鍋で焙煎したあと、細かく砕いて麻袋に入れ、お湯に浸して飲んでいたということで、コーヒー豆がすり鉢で砕かれると、会場にはこうばしい香りが漂っていました。
試飲した参加者は「香りもよくとてもおいしいです。今は手軽に飲めますが、当時は大変な思いをして飲んでいたのだと思いました」と話していました。
成田さんは「日本におけるコーヒーの歴史は宗谷から始まったといっても過言ではありません。その歴史を大切にしながら、コーヒー文化を受け継いでいってほしい」と話していました。
成田さんはコーヒーを飲むことができず、亡くなった故郷の津軽藩士に心を痛め、今から30年余り前に、宗谷公園にコーヒー豆をかたどった記念碑を建てています。
NHK NEWS WEB
08月25日 14時26分
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20250825/7000078252.html
引用元: ・江戸時代後期にコーヒー飲まれた記録あり 稚内で歴史学ぶ催し [香味焙煎★]
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こんにゃく芋ほどではないけどな
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