2025年08月18日
取材・文/渡辺ありさ(かくしごと) 写真/共同通信社 時事通信社
マンガ、アニメに続いて、海外で日本発のオリジナルキャラクターが高い人気を集めている。市場規模は毎年拡大し、日本の新たな顔となりつつある。なぜ日本で人気キャラが生まれるのか? 海外人気の実態は?
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■ちいかわが中国で社会現象に?
日本のキャラクターの海外進出が加速している。今年5月、伊藤忠商事が、若い女性を中心に人気の高いキャラクター「おぱんちゅうさぎ」の北米地域における販売権買い取りを発表。伊藤忠は昨年、同キャラクターのアジア地域の販売権を買い取っており、今回の北米進出でさらなる規模拡大を狙う。
一方、SNSから人気に火がついた「ちいかわ」は中国で話題に。上海にオープンした期間限定ポップアップストアでは、3日間で約1億6000万円を売り上げた。なぜ今、日本のキャラクターが海外で注目を集めているのか、その実態を探った。
そもそも、日本はいつ頃から海外に向けてキャラクタービジネスを行なうようになったのか。コンテンツビジネスに詳しいエンタメ社会学者の中山淳雄氏は次のように解説する。
「『ゴジラ』『ウルトラマン』などは早いうちから海外進出を果たしていましたが、いわゆる〝ゆるキャラ〟のようなキャラクターでいえば、『ハローキティ』が草分け的存在なのではないでしょうか。
キティを有するサンリオは1976年、米国に現地法人を設立。サンリオ関連グッズの小売店舗『Gift GATE』を展開するなどジワジワと販路を拡大していきますが、約20年近く赤字が続いていました。
時を同じくして、日本ではキティブームが到来。80年に山口裕子氏がキティの3代目デザイナーに就任し、リブランディングに成功したのをきっかけに、サンリオは90年代後半に国内でピークを迎えました」
しかし、2000年代に突入すると「こげぱん」「リラックマ」などを手がけるサンエックスの台頭もあり、サンリオキャラの人気は徐々に低迷していく。そんな国内での不調を支えてくれたのが、欧米でのキティ人気だった。
引用元: ・アジア、北米進出を果たした「おぱんちゅうさぎ」、中国を中心にポケモン並みの市場を持つ「ちいかわ」……。世界を席巻する日本発キャラクターブームが止まらない!!
転売ヤーだらけ
それ買っとけ
すごくない?
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