https://times.abema.tv/articles/-/10193611
2025/08/15 12:32
8月15日の「終戦の日」。戦後80年という節目の年でもある中、今年もまた政治家による靖国神社の参拝に関心が集まっている。午前中から小泉進次郎農林水産大臣、高市早苗前経済安保大臣、小林鷹之元経済安保大臣らが参拝に訪れ、事前に参拝を宣言していた参政党からは、神谷宗幣代表らも姿を見せた。靖国神社の参拝は、特に総理や閣僚についてアジア諸国がその動向に注目。第二次世界大戦で戦争犯罪人とされたA級戦犯も祀られているため、歴史認識を巡り外交問題に発展したこともある。石破茂総理は参拝を見送り、私費で玉串料を奉納した。過去には当時の小泉純一郎総理が参拝、韓国や中国の政府が即日抗議し、ソウル市内で大規模な抗議デモも起きた。日本の総理、政府要人、その他政治家たちは靖国参拝にどう向き合うべきなのか。「ABEMA Prime」で議論した。
元航空幕僚長で参政党の顧問を務める田母神俊雄氏は、総理の靖国参拝を強く推奨する。「今、参政党が主張していることの多くは、自民党ができた当時の主張に非常に重なっている。ただ自民党はそれをずっとやらずに変質してしまった。戦没者が祀られる靖国神社を国家の指導者がお参りするのは当然のこと。これはどこの国でもやっているのに、日本だけが問題になっている」と語る。
政府要人が参拝することが外交問題につながる点については「中国や韓国がいちゃもんをつけてくるが、彼らだって日本の総理大臣が靖国を参拝することを、筋が通らないものとは思っていない。ただ外交上の手段として、日本にはどんな理不尽なことでも文句を言えば必ず最後には言うことを聞くと判断されている。これを乗り越えなければ外交上、弱い立場が続く。参拝すれば一時は大騒ぎになるが、それを乗り越えなければいけない」と、アジア諸国からの反発を承知の上でも実行すべきだと主張した。
日本人の妻を持つパックンも、靖国神社を参拝したことがある。「遊就館にも行ったことがあるし、宮司さんにもじっくり話を聞かせていただいた。妻のおじいちゃんが特攻隊の教官で、おじいちゃんが生きていた間は日の丸の国旗をずっと飾っていたという話も聞いた。国のために戦ってくれた皆さんに対する礼儀はしていい」と参拝そのものには賛成する。ただし参拝を終戦の日に絞ってする必要もないという意見を持つ。「わざわざ終戦記念日ではなくても、例えば戦没者を思い出す日みたいなものがあればいい。アメリカには退役軍人と戦没者を思う日があり、近くの教会に行ったり墓地に行ったりする習慣がある。ピンポイントで、どこかの国が反応するような日を選ぶと、いざこざになるのは目に見えている」。
■竹中平蔵氏「8月15日に公式参拝しても文句はずっと言われる」
経済学者の竹中平蔵氏は、靖国神社の在り方にも疑問を持つ。「靖国神社は国の管理のもとに作られたものだったが、戦後に民間の宗教法人になり性格が大きく変わった。しばらくは公人が行くことに問題はなかったが、A級戦犯を合祀したことで、海外がいろいろ言うようになった。毎年、靖国神社の名前が出ることですごく注目を集めるので、マーケティングになってしまっている。これ以上、外交問題に巻き込まれないようにするため、またマーケティングに踊らされないようにするため、今のままにして、荒立てる必要はないのではないか」。
これに田母神氏は「今のままでは外交上、いろいろな注文をつけられる。強く言えば必ず言うことを聞くと思われる。よその国もやっているのだから普通にやればいい。総理は毎週、靖国に行ったらいい」と述べると、竹中氏は「8月15日に公式参拝をすれば、向こうが文句を言わなくなるかといったら、そんなことはない。この問題は何を言ってもずっと文句を言われる。それが外交だ」と反論していた。
また脳科学者の茂木健一郎氏は別の視点として、日本独特の宗教観から海外に向けて説明する必要性を説いた。(略)
※全文はソースで
引用元: ・【ABEMA】田母神氏「総理が靖国参拝しなければ外交上、弱い」竹中平蔵氏「この問題は文句を言われ続ける。それが外交」パックン他も発言 [少考さん★]
コメント