戦没者追悼式には天皇、皇后両陛下、石破首相、遺族らが参列し、午前11時51分から始まった。正午の時報に合わせ、参列者全員で1分間の黙とうをささげた。
天皇陛下はお言葉で、今年も、先の大戦への「深い反省」に言及された。天皇が戦没者追悼式で「深い反省」との言葉を使うのは、11年連続となった。また、陛下は戦争の記憶の継承について初めて触れ、「戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ、私たち皆で心を合わせ、平和と人々の幸せを希求し続けていくことを心から願います」と述べられた。
参列者のうち、最高齢は戦没者の弟の長屋昭次さん(98)(北海道)。最年少は戦没者の 玄孫やしゃご に当たる男児(3)(三重県)。遺族を代表し、父を朝鮮海峡で亡くした埼玉県川越市の江田肇さん(82)が追悼の辞を述べた。
厚生労働省によると、8日時点で参列を予定していた遺族3432人のうち、軍人・軍属の遺族が3380人とほとんどを占める。原爆死没者と一般戦災者の遺族は計52人だった。
参列者のうち戦後生まれの割合は53・2%(1826人)と今回初めて半数を超え、過去最高となった。戦没者の父母は15年連続で一人もおらず、配偶者もコロナ禍で参列遺族を大幅に制限した2021年を除けば、初めてゼロになった。戦争体験の後世への継承が引き続き課題となる。
式典で献花者らに黄色い菊の花を手渡す「献花補助者」は、コロナ禍で20年以降は中断されていたが、今回は6年ぶりに再開した。戦争の記憶を若い世代にも伝えようと16年から始まったもので、今回は8~17歳の戦没者のひ孫ら14人が務めた。
1937年の日中戦争開戦から45年の終戦までと、その後のシベリア抑留を含めた戦没者は、軍人・軍属が約230万人、空爆や原爆の犠牲となった一般市民は約80万人に上る。
読売新聞 2025/08/15 12:45
https://www.yomiuri.co.jp/sengo/20250815-OYT1T50058/
引用元: ・終戦の日、不戦と平和の誓い新たに…戦没者追悼式に参列の配偶者はゼロに [蚤の市★]
ワロタ
世界情勢から目をそらすな
コメント