増加は3カ月連続で、前月末を6兆7096億円上回った。円安が進んだことで為替リスクを取りながら運用する海外株ファンドの運用成績が好調となったほか、
国内外の株価上昇なども貢献した。ファンド本数は前月から17本多い5796本に増えた。
残高の内訳を見ると、上場投資信託(ETF)を除いた分が前月比6兆2749億円増の168兆2608億円と過去最高を更新した。
こちらも増加は3カ月連続。7月は米国や欧州などの株式相場が上昇し、米ドルやユーロに対して円安が進行。主要な海外株ファンドの運用成績が伸び、残高増加につながった。
追加型株式投信への資金流入は鈍化しているものの、月間で推計2500億円ほどの流入超を維持したことも残高の押し上げに寄与した。
ETFの残高も過去最高の92兆7734億円となった。増加は5カ月連続で、前月から4346億円増えた。日米関税交渉の妥結を受け、7月24日に東証株価指数(TOPIX)が史上最高値を更新し、日経平均株価も2024年7月11日に付けた最高値(4万2224円)に接近。これらの指数に連動する大型ETFの運用成績が堅調で、残高の押し上げ方向に働いた。
ただ、大型ETFの決算が集中する7月は分配金の払い出しが膨らんだため、残高の増加は比較的小幅にとどまった。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB052EH0V00C25A8000000/
投資信託、「1兆円超ファンド」が10本に 7月末の残高
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB061TF0W5A800C2000000/
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