調査を開始した2004年1月以降の最高値を6カ月連続で更新した。
資金余力のある借り手が集まりやすい23区では、貸し手の強気な賃料設定が続いている。
23区は前年同月比12.2%上がった。上昇は8カ月連続だ。分譲マンションの賃料は、住戸を持ち主が貸し出す際に設定する。
東京カンテイが専有面積30平方メートル未満の住戸や事務所・店舗を除くファミリータイプを対象に、月額の平均賃料を集計した。
東京カンテイの高橋雅之・上席主任研究員は「人の住み替えの動きが続き、借り手が見つかりやすい23区では賃料が上がり続けている」と話す。
人事異動や進学などで引っ越しが増える時期を過ぎた夏は賃料が下がる傾向にあるが、堅調な需要を背景に上昇した。
23区は懐具合に余裕のある借り手の需要が旺盛で、貸し手が賃料を高く設定し続けられている。
一方、首都圏(1都3県)の主要都市では賃料が下落した。横浜市は前月比1.3%下落の2925円、さいたま市は4.1%下落の2641円、千葉市は2.2%下落の1992円だった。すべての市で前年同月比でも下がった。
23区と他の都市の賃料差は今後、開いていきそうだ。東京カンテイの高橋氏は「都心ほど物件選びの際に比較対象となるアパートの供給が少なく、賃料が上がりやすい」と指摘する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB1350N0T10C25A8000000/
引用元: ・【7月の東京23区の分譲マンション賃料、最高値更新】前年同月比12.2%上がった、上昇は8カ月連続・・・東京カンテイ上席主任研究員 「借り手が見つかりやすい23区では賃料が上がり続けている」
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