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2025年8月12日 火曜 午前5:00
兵庫県政をめぐって、今なお続くSNSでの誹謗中傷。そのきっかけになっているのが、「犬笛(いぬぶえ)」と呼ばれる投稿です。
「犬笛」とは、“犬にしか聞こえない”音を出す笛のことで、SNS上では今、「特定の人や団体に抗議を呼びかける」投稿のことを言います。
抗議の標的にされたのは、「斎藤知事への批判」を発信していた元落語家。
なぜ、“犬笛”を吹くのか、newsランナーでは犬笛”を吹いた人物を取材。誹謗中傷が無くならないワケが見えてきました。
■SNSで「斎藤知事を批判する投稿」落語家の芸名を返上した男性
【観客】「おっさーん」
【元・月亭太遊さん】「誰がおっさんや、ええかげんにせえよ」
観客の前で落語を披露するのは芸人の「ひょうきんなおっさん」
かつては落語家「月亭太遊」として活動していましたが、ことし3月、“ある理由”で芸名を返上しました。
【元・月亭太遊さん】「本当に(他の落語家に)迷惑かけたくないっていう一心ですよね」
きっかけは自身のSNSで斎藤知事を批判する投稿をしたことでした。
それらの投稿が斎藤知事を支持する人たちの目にとまり、太遊さんを標的にし抗議を呼びかける投稿がSNS上で拡散されたのです。
【Xの投稿】「月亭太遊も連日、Xにて誹謗中傷に勤しんでおられます お問い合わせはこちら」
「問い合わせ先」として書かれていたのは太遊さんがエージェント契約をしていた吉本興業や所属する上方落語協会の電話番号でした。
【元・月亭太遊さん】「月亭っていう名前のつく人のところに批判がきだして。会ったこともない人間に嫌がらせとか誹謗中傷みたいなものをぶつけてくる。何日たってもそれが収まらへんどころか燃え広がっている」
■SNSで同じ考え持つ人を扇動し抗議呼びかける「犬笛」
SNSで同じ考えを持つ人を扇動し、特定の人や団体への抗議を呼びかける行為は「犬笛」と呼ばれています。
「犬笛」とは本来、特定の周波数の音を出し犬を呼び寄せる道具ですが、SNS上ではこうした行為を指す言葉として使われているのです。
「迷惑をかけたくない」と、上方落語協会を離れ、芸名も返上した太遊さん。
「犬笛」が原因でプロの落語家としての道が絶たれました。
【元・月亭太遊さん】「繁昌亭とか、喜楽館っていう落語専門の寄席には出れなくなったので。こういうゲストでよばれるイベントや自主的なイベントで食っていかないと仕方がない」
■「こいつ許せない。みんなで通報したらいいやん」なぜ“犬笛”を吹いた?
一体、誰が何のために“犬笛”を吹いたのか?
【ともさん(仮名)】「こいつ許せないみたいな。だからみんなで通報したらいいやんみたいな気持ち」
兵庫県出身で、現在は北海道に住んでいるともさん。
当時、斎藤知事を応援しようと、演説の切り抜き動画などを投稿していました。
【ともさん(仮名)】「世論もメディアも100対0で斎藤さん批判を展開されていたので、逆に100対0って怪しいな、何か裏があるんじゃないか。一番応援しようと思ったのは、(NHK党の)立花(党首)が登場した時ですね。立花の言っていることとか、ネットで出回っている情報を元に発信していた」
■「だってあいつ、悪いことしてるじゃん」立花党首の発言が誹謗中傷を呼応
(中略)
共同通信の編集委員の太田昌克さんは、「言論の自由には言論の責任がある」と指摘しました。
【共同通信太田昌克さん】「一時の感情や周囲の空気に流されて発するSNS上の言葉が暴力と同じ刃になる。その傷が深くて大きければ、その人の一生を狂わせるかもしれないし、家族をも翻弄してしまう。私はそんなことはあってはいけないと思うんですよ。我が身や家族に起きたらみなさんどうですか?言論の自由には言論の責任がある。立ち止まって自分の言動を見つめ直して発信してほしいです」
(関西テレビ「newsランナー」 2025年8月11日放送
※全文はソースで。
引用元: ・「間違った正義感」SNSで抗議呼びかけ『犬笛』斎藤知事巡り”吹いた人”の後悔 標的になり夢失った人も(ひょうきんなおっさん) [少考さん★]
5ちゃんのそういうスレで「犬笛」という言葉が使われていることは知らない
そりゃ見てなきゃ知らないのは当たり前なんじゃないの?w
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