2025年8月5日 13:22 発信地:アテネ/ギリシャ [ ギリシャ ヨーロッパ ]
【8月5日 AFP】ギリシャで3日、反ユダヤ主義の落書きをめぐり、イスラエルのノアム・カッツ駐ギリシャ大使と首都アテネのハリス・ドゥ―カス市長が対立した。
カッツ大使は3月付の日刊紙カティメリニに掲載されたコメントで、ドゥーカス市長が反ユダヤ主義の落書きをする「組織化された少数派」に対して行動を起こしていないため、イスラエル人観光客はアテネで「居心地の悪さ」を感じていると述べた。
中道左派「全ギリシャ社会主義運動・変革運動(PASOK-KINAL)」所属のドゥーカス市長は数時間以内にX(旧ツイッター)で、「われわれは暴力と人種差別に強く反対する姿勢を示してきた。民間人殺し(イスラエル人)に民主主義を説かれる筋合いはない」と反論。
「民主主義国家の首都アテネは、訪問客を全面的に尊重し、市民の表現の自由の権利を支持している」「(パレスチナ自治区)ガザ地区で前例のないジェノサイド(集団殺害)が行われているにもかかわらず、(カッツ)大使が(明らかに消されている)落書きに全集中しているのは不快極まりない」と付け加えた。
引用元: ・【国際】 アテネ市長、イスラエル大使と対立「民間人殺しに民主主義を説かれる筋合いはない」
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