【速報】前田健太（37）ヤンキースと近日中にマイナー契約！

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前田健太はヤンキースでメジャー昇格を狙う（写真はタイガース時代）
米大リーグ、カブスのマイナー傘下3Aアイオワからフリーエージェントになった前田健太投手（37）が、ヤンキースとマイナー契約を結ぶことが3日、米球界関係者の話で分かった。近日中に発表される。カブスとは途中で契約を破棄できる条項が付いたマイナー契約を結んでいた。ヤンキースは右投げの先発投手が不足。メジャー10年目、日米通算165勝右腕がメジャー復帰を目指す。

【写真】ドジャースのロバーツ監督と談笑するタイガース・前田健太

37歳、前田の新天地がヤンキースに決まった。5月中旬に入団したカブスのマイナー傘下3Aアイオワからフリーエージェントとなり、名門球団とマイナー契約を結ぶ。近日中に3Aスクラントンに合流し、先発投手として調整を進める。

メジャー10年目の開幕をタイガースで迎えたが、7試合に登板し、勝敗なしの防御率7・88。5月上旬に事実上の戦力外となり、同中旬にカブスと途中で契約を破棄できる条項「オプトアウト」が付いたマイナー契約を結んだ。

アイオワでは先発で12試合に投げて3勝4敗、防御率5・97。「やっぱりメジャーリーグでもう一回投げたい」と意気込みを示していたが、メジャー昇格の機会はなかった。それでも在籍中に投球フォームを修正し、復調の兆しを見せている。

スイーパーに頼った投球で腕や体の使い方が〝横振り〟になり、直球は指にしっかりとかからずに球威が落ちていた。従来の〝縦振り〟に矯正したことで6月以降は制球が改善され、直近2試合は6回1安打無失点、6回4安打1失点。2021年に右肘の靱帯再建術（通称トミー・ジョン手術）を受けて以降、最速となる94・2マイル（約151・6キロ）をマークするなど球威も戻った。

ヤンキースはメジャー通算68勝6セーブ、ポストシーズンでも通算27試合登板で防御率3・24と実績がある前田を評価しており、タイガースを退団した後にマイナー契約でのオファーを出していた。現在は先発投手、特に右投手が足りていないチーム事情がある。

右広背筋痛のため負傷者リストに入っていた昨季15勝の右腕ヒルは3日（日本時間4日）にメジャー復帰するが、エースの右腕コールは右肘手術を受けたため、復帰は来季。防御率3・32で4勝と安定していたシュミットは7月に右肘の手術を受けた。1日（日本時間2日）には通算90勝の右腕ストローマンをメジャー40人枠から外した。