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1980年代、スクリーンには想像を超えた世界が広がり、劇場に足を運ぶことは冒険そのものだった。今よりも限られた技術の中で生まれた作品の数々は、ジャンルを問わず人の心を揺さぶり、“語り継がれる物語”として今なお輝きを放っている。今回は、そんな80年代の空気をまとう名作洋画の魅力を紐解いていく。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)監督:ロバート・ゼメキス
本作は、SFとコメディを絶妙に融合させた作品であり、現在では単なるSF映画の枠を超え、1980年代を象徴するアメリカ映画の一本として位置づけられている。大ヒットを受けて『PART2』(1989年)および『PART3』(1990年)が製作され、三部作として完結した。
『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989)監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
イタリアは映画草創期から映画大国として知られてきた。史劇を皮切りに、1930年代にはローマに映画製作都市「チネチッタ」が建設されるなど、産業基盤が整備されていた。第2次世界大戦後も、マカロニ・ウェスタンやジャッロ(イタリア製ホラー)などのジャンル映画が国際的評価を得ていたが、1980年代に入ると制作数も質も下降線を辿っていた。そんな状況の中で本作が登場し、まさにイタリア映画復興の希望として歓迎されたのである。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984)監督:セルジオ・レオーネ
本作はカンヌ国際映画祭では高く評価されたが、アメリカでは興行的に不調に終わり、上映時間を大幅に短縮されたバージョンで公開された。一方で、日本やヨーロッパではオリジナルの長尺版が上映され、高い評価を獲得。その後アメリカでも再評価が進み、クエンティン・タランティーノをはじめ多くの映画人が本作の影響を公言するに至った。評価の過程が複雑であったことから、複数のバージョンが存在する。
『パリ、テキサス』(1984)監督:ヴィム・ヴェンダース
本作『パリ、テキサス』は、第37回カンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールを受賞。英題「Paris, Texas」は、物語の舞台となるアメリカ・テキサス州北東部の都市パリスを指す。
『ブレードランナー』(1982)監督:リドリー・スコット
物語の舞台は21世紀初頭の近未来。遺伝子工学によって生み出された人造人間・レプリカントと、その摘発を担う捜査官・ブレードランナーの攻防を描く本作は、SFでありながらハードボイルドの趣を併せ持った独特の世界観が特徴だ。
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https://eigachannel.jp/column/142511/
引用元: ・【映画】1980年代最高の洋画5選 後に再評価された伝説のSFから、極上のエンターテイメントまで [muffin★]
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